FIer: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIerを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

法人口座を住信SBIネット銀行に統一した理由

f:id:kuzyo:20220114100153j:plain今回、法人口座を住信SBIネット銀行に統一しました。その理由と限界、課題をまとめておきます。

法人口座構成

まずはぼくの法人の銀行口座構成について簡単にまとめておきます。まず法人Aは、もともと住信SBIネット銀行の法人口座を中心的に使っていました。そこに融資にあたり三井住友銀行の口座、そして楽天証券口座を開くタイミングで楽天銀行口座も用意しました。

 

法人Bはというと、もともとはPayPay銀行を中心的に使っていました。いちおうみずほ銀行の口座もありますが、ネットバンキングが有料かつ使いにくいので、どうしてもメガバンクでないとできない処理以外では使っていません*1。こちらも証券口座は楽天証券です。

 

個人のほうは、メガバンクこそ三井住友しか持っていませんが、ネットバンク系はほぼほぼ網羅している感じです*2

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法人口座に求めるもの

では、どんな観点で法人口座を選択したらいいでしょうか? 通常法人のメインバンクといえば、融資してくれる銀行を指します。そしてネットバンク各社で不動産や設備投資向けの事業融資をやってくれるところはありません。なので、メインバンク選びはイコール「カネを貸してくれるところ探し」であり、機能などで選ぶものではなくなります。

 

ではネット銀行を選択する理由と観点は何か? まず大前提として、ネットバンキングが無料でちゃんと使えることが重要です。これはネット銀行なら当たり前ですが、メガバンクだと三菱UFJ銀行もみずほ銀行もサービスが有料となっており、従業員をたくさんかかえる大企業ならともかく、ぼくのような資産管理法人向きではありません。唯一、三井住友銀行が法人向けネットバンキングを無料としています。

 

そしてコストです。法人は意外とお金のやりとりが多くなるものです。ATMから現金を引き出すことはほぼ発生しませんが、振込については低コストであることが重要。ぶっちゃけ、振込が簡単で安いことが最重要です。

住信SBIネット銀行法人口座のメリット

ではなぜ住信SBIネット銀行がよいのか。ほとんどの銀行では、同行内や同一支店内の送金(振替)はコスト無料だと思います。ただこれは個人口座の場合がほとんどです。法人口座からの送金では、同一支店宛てでもコストが発生します。

 

なぜ同行宛て送金コストが重要かというと、法人から個人へ無料で送金できるようになるからです。役員借入の返済という名目でも、役員報酬の支払いという名目でも、法人から個人への支払いはいつかはやってきます。ほかに大した違いがないのなら、ここのコストを抑えておくことは重要です。

 

楽天銀行は55円。

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PayPay銀行も55円。

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みずほ銀行の法人向けネットバンキングは、同一支店宛ての振込手数料が無料ですが、サービス自体の月額料金が3300円かかるという作りです。

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三菱UFJ銀行の場合、法人口座は同行宛てでも手数料がかかります。

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三井住友銀行は、ネットバンキングサービスが無料で使えて、かつ同行内振り込みは無料。ここは小規模法人にとっては1つの選択肢です。

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もう1つ、ネット銀行の中で頑張っているのがGMOあおぞらネット銀行。同行宛ては無料だし、他行宛ても145円と安くなっています。

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そして住信SBIネット銀行です。同行宛ては無料。そして他行宛ては145円です。

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そしてなんと、住信SBIネット銀行は法人口座であっても振り込みの月間無料回数設定があります。「被振込件数が月間10回以上」または「デビットカード利用が月間10万円以上」と多少のハードルはありますが、1回145円の他行宛て振り込みが10回無料になるのは大きいですね。

三井住友銀行とGMOあおぞらの課題

住信SBIネット銀行と同じく、ネットバンキングが無料で利用でき、同行宛て送金が無料になる銀行として、三井住友銀行とGMOあおぞらネット銀行があります。これは住信SBIネット銀行の代わりにはならないのか?

 

証券を全く使っていないなら代わりに使えるかもしれません。ところが証券では問題が発生します。口座への即時入金に対応している証券会社がほとんどないのです。あれ? 三井住友銀行はどの証券会社でも対応しているだろう? とおもうかもしれませんが、即時入金はSMBCダイレクトの利用が必要で、なんとこれは個人口座専用なのです。

 

法人口座では「Web21」という別システムになっており、これを使った証券口座即時入金は、ぼくが知る限りは見当たりませんでした。同様に、マネーフォワードとの連携もうまくいかないという難点があります。

住信SBIネット銀行のデメリット

一方で、住信SBIネット銀行には法人口座としてのデメリットもあります。

 

最大かつ意外なのは、Pay-easyに対応していないことです。Pay-easyは、税金の支払いや登記簿謄本のネット取得などで利用するため、実は法人口座で利用頻度が高いサービスです。それなのに、住信SBIネット銀行とGMOあおぞらネット銀行は、いずれもPay-easy非対応。そのため、楽天銀行かPayPay銀行の口座、またはメガバンク口座を作る必要に迫られてしまいます。

 

2つ目の問題は、スマホアプリ「スマート認証NEO」です。このアプリはネットバンキングの際の認証を受け持つ機能も持っており、振り込みなどを実行すると、アプリにプッシュ通知が来て、承認ボタンを押せば実行されるという作りになっています。乱数表を持ち歩く必要もなければ、トークンも不要、ワンタイムパスワードの入力もいらないので、現時点ではベストの仕組みだと思っています。

 

ところが、このアプリ、1つのスマホに1つしか入れられないという欠点があるのです。つまり、個人口座用にスマート認証NEOを入れてしまったら、法人口座のスマート認証NEOは入れられません。どちらかのアプリを諦めるか、スマホをもう一つ用意する必要があるのです*3

 

裏技としては、YAMADA NEOBANKとかT NEOBANK、JAL NEOBANKといった、住信SBIネット銀行の支店扱いながら別アプリを使うサービスを個人口座として利用すれば解決はします。ただ、NEOBANKサービスはスマプロランクがないため、振込無料やATM無料の回数が5回しかありません。そこを考えると、ちょっと悩みますね。

 

そんなわけで、三井住友/みずほ/PayPay/楽天/GMOあおぞら/住信SBIと、複数の法人口座を使っている、レアなユーザーの体験結果として、全法人で住信SBIネット銀行の口座を開くことで、いろいろと資金移動が楽になるという結論になりました。

 

ちなみにゆうちょ銀行については、二社とも審査ではねられてしまったので、分かりません。悪しからず。

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*1:窓口でないと支払えない伝票などは、金額が大きいと口座を持っている支店以外だと処理がたいへんなことになったりします。

*2:そういえば、ソニー銀行は口座を解約してしまいましたね。

*3:正確には、Androidのユーザーアカウントを分ければ、1つのスマホで同居できるような気もしますが、あまり便利ではありません