今回の確定申告は先物です。先物というと、すっごくレアな投資のようにも感じますが、FX、CFD、オプション、先物などがこのグループ。まぁだいたいレバレッジ組です。
- 株式 申告課税分
- 先物 申告課税分
- 雑所得
- ふるさと納税
- 外国税額控除
- 医療費控除
- 妻 株式(総合課税見込み)
- 妻 ふるさと納税
- 子 株式(総合課税) x2
- e-Taxでトラブル
サクソバンクが年間取引報告書を出してくれる
おそらく今回が初めてでしょうか。サクソバンク証券が年間取引報告書を2月中旬に出してくれる……とメールが来ていたので、それを心待ちにしていました。サクソバンク証券は、21年に念願の特定口座を開くことが可能になりましたが、そこではレアな海外株式などは取り扱えなく、あんまり意味のない特定口座です。この特定口座対応と連動して年間取引報告書が出てくるのか? と期待していました。
24日についにこんなメールが来たので、ワクワクしながらログインしてチェックしてみます。あれ? 何にも来ていないぞ?
FX、CFDの先物取引の損益に関しては、PC版取引ツール>
口座管理>各種レポート>財務諸表(損益報告書) にてご確認ください。
とあるように、なるほど株式以外はこれまで通りなんですね。というわけで気を取り直して、SAXOTrader Proにログインしてチェックです。毎度のことですが、利益合計は下記のように表示されています。株式とは違い、差金決済はそれほど複雑な話にはなりません。
まだ繰越損失を超えられません
2021年の先物取引関連の利益は230万円ちょっとでした。たまーにFXとかオプションとかCFDをやるくらいなので、大した収益ではありませんが、それなりの額です。
問題は、今回の利益をもってしてもまだ繰越損失で相殺されて納税額がゼロになるということです。3年前のVIXショックの際の損失をすべて埋めることなく、繰り越し期限が過ぎてしまうという失態です。
やっぱり先物系は、アービトラージかプット売り系で、ちまちまちまちま小銭を稼ぐほうが性に合っていますね。といっても、そこで失敗したから、コツコツドカンで大きな損失を被ったわけですけど。
世の中すべて先物、差金決済なら簡単です
この課税対象は、基本的に差金決済という特徴があります。株式のように現物を保有するのではなく、期限を決めた取引で、そのときに購入価格と売却価格の差額を決済するという方式です。ちなみに、期限を過ぎた取引は強制決済される先物のような場合と、自動的に翌期限に繰り越し(ロールオーバー)されるFXやCFDのようなものに分かれます。
何はともあれ、現物を保有していないので、難しい計算がまったくありません。仮想通貨でも、購入単価を計算して、売却時の利益を出す……なんて面倒なことがなく、差額を計算して終わりです。
また、差金決済の特徴としてガンガンにレバレッジが効く点があります。まぁだいたい10〜20倍といったところでしょうか。株の信用取引が3倍程度なのに比べると、なかなかにリスキーです。指数や為替はそうはいってもボラが小さめですが、個別株CFDなどは信用取引以上に激しい値動きになりますね。