FIer: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIerを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

ウクライナ侵攻の株価影響を時系列で

relates to 米国、ロシアのウクライナ侵攻を正確に予測-制裁準備の時間稼ぐ今や世のニュースはウクライナ侵攻一色です。それにともない、株価も乱高下しているわけですが、さてここまでのところ、ウクライナ侵攻がどのように行われ、どう株価に影響しかのかを振り返っておきます。

1月FRBタカ派転換で不調だった

そもそも2022年は低調な滑り出しでした。米国で高まるインフレに対し、FRBはタカ派に転換。つまり、テーパリングから早期のQT(資産縮小)、そして利上げを進めると明言し、そのことで特にグロース株が大きく下げたのです。

 

しかしこのとき既に、ウクライナ国境にはロシア軍10万が終結していたのでした。

ウクライナ侵攻を朝日新聞の一面から見る

では、ウクライナ侵攻を時系列で見ていきます。

A:2月14日 朝日3面 G7、侵攻なら「制裁科す」 ウクライナ情勢

 まず14日、朝日は3面で、ロシアが侵攻したら制裁というG7の動きを伝えています。この14日が株価的にはターニングポイントでした。ここをAとします。

 

B:2月17日 朝日一面に プーチン氏「交渉」強調 米、ウクライナ侵攻なお警戒

 続いて17日には「交渉」強調という記事が一面トップで載りますが、特にこれが契機というわけではないかも。「ウクライナ情勢緊迫化」というぼんやりしたワードで、株式市場は大幅な下落となりました。

www.nikkei.com

ここから株価は連日下げ続けます。この下げをBとします。

2月18日 朝日一面に 米「ロシア軍、7000人増強」 「撤収表明は虚偽」主張

2月19日 朝日一面にロシア軍、最大19万人に 米側が分析、ウクライナ国境付近で急増

2月20日 朝日一面トップ 「ロシア側が侵攻決断」 バイデン氏「ウクライナ首都も標的」

2月21日 ロシア軍、演習後も駐留 ベラルーシに ウクライナ北隣

2月22日 米ロ首脳協議へ原則合意 「ウクライナに侵攻せず」米が条件

2月23日 親ロ派地域に進駐へ ロシア、独立を一方的承認 米、本格侵攻を警戒 ウクライナ

 

C:2月24日 米大統領「侵攻の始まり」 ロシア制裁、欧日と 外相・首脳協議、中止に ウクライナ

 次の転換点が、バイデン大統領が「ロシア軍が侵攻」と話した24日です。ここで株価は急降下します。懸念が現実となり、ウクライナ侵攻が始まりました。一方で、ここが下落のピークで、そこからは株価は少し戻します。この底をCとしましょう。

 

2月25日 ロシア、ウクライナ侵攻 主要都市、軍施設を空爆 市民犠牲、キエフでは銃撃戦 米欧は非難、制裁強化へ

2月26日 ロシア軍、首都に迫る 政権転覆狙いか 交戦、空港を制圧 ウクライナ

2月27日 首都キエフ、市街戦 退避10万人、死者198人に 「停戦協議」実現せず ウクライナ

2月28日 国際決済、ロシア排除 米やEU、制裁強化 日本同調、1億ドル支援も SWIFT

2月の株価の動き

ウクライナ侵攻の流れを追う前に、2月の株価の動きを概観しておきます。S&P500と、新興国インデックス連動ETFのVWO、そして全世界株式ETFのVTです。米国株も下げましたが、それ以上に新興国が下がっているのが分かります。

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実は2月は最初株価は上昇で始まりました。その高値は10日頃までは持ったものの、14日の「A」で急落。そこからいったん戻したものの、17日の「B」から大幅な下落が続きました。そして、実際の侵攻が確認された24日の「C」がいったんの底となります。

この底のタイミングでこんなツイートをしていて、たまにはいいこと言うじゃんって感じです。

 

ちなみに、侵攻者であるロシアの株価はどうだったかというと、実は17日まではどちらかというと上昇していたのでした。侵攻が始まった17日が転機で急落となります。

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そのほかの関連指標も見ておきます。まず、WTI原油(紫線)。こちらは株価とほぼ逆相関する感じで上昇しています。これは因果関係的には原油価格が先で、原油が上がると、インフレ率上昇という連想から株価が下落したと見る方がよさそうです。

 

もう一つはビットコイン(黄色)。一応株価と連動しているといえるのでしょうか?あんまり関係ない動きのようにも見えます。実はこの1カ月で7%上昇という感じです。

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ウクライナ侵攻でなぜ株価下落?

さて、ウクライナ侵攻で何が起きたかを各種指標の観点から見てみます。まず第1段階です。ここは産油国でありエネルギー大国であるロシアに対する経済制裁の影響第1弾。

  • ロシア株下落 →新興国株価にも影響
  • 原油上昇

これでどうなったかというと、原油上昇はインフレ率上昇、またはインフレの長期化を連想させます。インフレが続けば、FRBは強い引き締めを実施、株価には悪影響が生じます。というわけで、

  • 金高騰 2000ドル間近まで
  • 米国株下落

そして為替はどうだったかというと、ドル独歩高。ドルインデックスはこの1カ月間、上昇を続けてきました。コロナ禍の3月、大きく上昇したドルはその後、次第に落ち着きを見せましたが、21年5月から再び上昇を始めています。

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