久々に大きな調整が始まっています。日経平均は過去最大の下げ幅だの上げ幅だの、ボラティリティがすごいことになっていますが、その直前、7月のリターンをまとめておきます。日経平均が大きく下落したのは7月31日の日銀利上げをきっかけにしてですので、その直前までにリターンということです。
現在、バケツ戦略に基づいて資産管理をしています。7月の資産状況についての分析は次の通りです。
- 7月の総資産(バケツ状況)
- 7月の生活費
- 7月の資産からの現金収入
- 7月の資産からのリターン ※本記事
長期バケツの月間リターンは▲5.3%
バケツ戦略の中でリスク性の高い長期運用資産を取り扱うのが「長期バケツ」です。現在、生活費23.3年分の資産が入っています。長期バケツの月間リターンは▲5.1%(税引き前・配当除く)となりました。
上昇したのはビットコイン(BTC)だけ。ほかは軒並み下落で、特に急進してきたハイテク銘柄(最近の呼び方はAI銘柄?)が10%を超える下落でした。
この中には円安による評価額減少も含まれています。1ヶ月間で、ドル円は160.88→150.8円まで円高になり、2.45%もドル資産の評価額を押し下げました。つまり、上記のリターンのうち2.45%分は為替による損失ということです。
資産保有額も加味して、減少の内訳も見ておきます。実は資産減少を牽引したのはETHでした。ちょっと不思議な感じですね。
長期バケツの中身がどうなっているかというと、インデックスが半分、2割がビットコインなどのクリプトで、15%がGAFAMなど個別株。残りが不動産や保険という感じです。
中期バケツ
続いて、インフレに負けないくらいの安定運用を目指す中期バケツです。6.8年分の資産が入っています。債券4割、太陽光4割、金インゴットが2割といったざっくり比率です。
それぞれのパフォーマンスがどうだったかというと、株式だけでなくこちらも不調というのが実績でした。好調……というか安定していたのは太陽光くらい*1。債券も、必ずしも金利が下がったわけでもなく、そこに円高が加わって、けっこうなマイナスになりました。
全体で見ると太陽光のおかげか1%のマイナスで済んではいますが。
7月の売買と今後
7月の売買は個人向け国債の買い増しです。まだ1000万円買えばキャンペーンで1万6000円プレゼントがあるので、今のうちに変動10年を購入しました。金利は0.61%となっていて、どんな銀行の預金よりも高金利です。値下がりリスクもなく、1年分の金利というペナルティはあるものの途中解約も可能。さらに担保に入れれば掛け目8割と高性能な商品です。
ほかはクレカ積立です。金額は引き続き75万円。オルカンは買い増しはしても売却はしていないので、年間900万円分くらいのペースでオルカン投資家に近づいています。
- 楽天証券 15万円(オルカン)
- SBI証券 10万円(オルカン)
- カブコム 10万円(オルカン)
- マネックス10万円(オルカン)
- tsumiki 10万円(セゾングローバル)
- コネクト 10万円(オルカン)
- PayPay 10万円(オルカン)
7月の成績は5%のマイナスで済みましたが、8月に入って大荒れの相場が続いています。短期の上げ下げに一喜一憂しないというポリシーなので人ごとのつもりで、わー!とかキャー!とか言っていますが、マネフォを回したところで数千万円くらいはマイナスになっているっぽい。これは8月末の資産集計が楽しみです。
*1:太陽光は、割引率6%でDCF評価しているので、1ヶ月あたり0.5%のリターンが出るのは、ほかのパラメータが変わらなければ順当といったところです。