市場の好調が続いた10月ですが、資産の増加に貢献してくれた銘柄は何だったのでしょうか。保有銘柄の各リターンを細かく見ていきます。現在、バケツ戦略に基づいて資産管理をしています。10月の資産状況についての分析は次の通りです。
- 10月の総資産(バケツ状況)
- 10月の生活費
- 10月の資産からの現金収入
- 10月の資産からのリターン ※本記事
長期バケツのリターンは+5.7%
10月は総資産は1.94%の増加でした。中でも増加を牽引したのは、当然長期バケツです。バケツ全体のリターン(入金調整後)は、5.7%でした。オルカンが約7%上昇しており、株式の好調さを象徴しています。
概ねどの銘柄も上昇しましたが、特に目立ったのはBTCとNVIDIAです。BTCは下記の記事で書いたように、米大統領選に半ば連動する形で日本円で最高値を更新しました。ドル建てでも最高値更新はまもなくでしょう。
NVIDIAは直近1年で約3倍になりました。NVIDIAといえば、ダウ工業株30種に採用が決まったことがニュースです。代わりにインテルが除外されたことは、半導体業界の王者が入れ替わったことを象徴するニュースでしょう。発表があった1日には、時間外取引でインテルが1.6%下落、NVIDIAが2.2%上昇しました。
長期バケツ内のアセットアロケーションは次の通り。クリプトの比率が18.6%とかなり大きくなってきています。リバランスのために少々売却してもいいのですが、最終的に今年の所得をいくらにするかとの調整ですね。
もっと細かく保有銘柄を見ると、こうなっています。オルカンことeMAXIS Slim全世界が徐々に増加して、長期バケツ内で7位、長期バケツ内で5.7%まで増加してきました。追加買い増しなども行っていくので、さらにシェアは上昇していくでしょう。
中期バケツは+1.8%
インフレに負けない程度の安定運用を目指す中期バケツです。現在生活費6.7年分の資産が入っていて、4割が債券、3割が太陽光、2割が金地金、1割が米ドルや定期預金という割合です。
10月、債券が厳しい状況が続く中、2ヶ月連続で大きく上昇したのは金地金です。gあたり日本円では1万5000円を超えてきました。僕が買い付けたのは2019年の秋。ちょうど消費税が8→10%に上昇する直前でした。当時の価格は5500円/g程度。5年でほぼ3倍になった形です。
金価格が上昇した結果、金が目立つポートフォリオですね。絶好調すぎてなかなか金利が低下しない米国経済ですが、ここは我慢、我慢。いつまでも好景気というのは続きません。債券がクッションになってくれるタイミングがきっと来るはずです。そこまでは、年間4%程度の配当で我慢するしかありません。
10月の売買と今後
10月は下記の通り、継続積み立てしているクレカ積み立てが75万円。オルカン65万円、セゾングローバル10万円の買付で、徐々にオルカン比率が増加している感じです。
- 楽天証券 15万円(オルカン)
- SBI証券 10万円(オルカン)
- カブコム 10万円(オルカン)
- マネックス10万円(オルカン)
- tsumiki 10万円(セゾングローバル)
- コネクト 10万円(オルカン)
- PayPay 10万円(オルカン)
そのほか、これは短期売買になりますが、東京メトロのIPOに300株当選し、上場初日の朝に売却しています。当たったのが大和、みずほ、楽天という証券会社だったので、確定申告を忘れないようにしないと。いえ、特定口座なんですが損益通算をするためです。
今年も残すところあと2ヶ月。できればやりたいことは次の通りです。
- ポートフォリオを整理して銘柄を減らしきれいにしたい
- クリプトの比率がかなり上がっているので少し売却してリバランスしたい
- 債券を少し買い増ししたい
↓9月の運用成績はこちら。