FIRE後、資産の管理をバケツ戦略でおこなっています。リタイア後のバケツ戦略において重要なのは、(1)生活費(2)資産からの現金収入(3)資産のリターンの3つ。資産全体の増減と資産からのリターンについてはすでに記事にまとめました。今回は(1)生活費をチェックします。
- 6月の総資産(バケツ状況)
- 6月の生活費 ※本記事
- 6月の資産からの現金収入
- 6月の資産からのリターン
落ち着いた生活費
4月に引っ越しをして以来、大きな支出が続いてきましたが、6月に入ってやっと落ち着いた感じです。やっと平均的なレベルに戻ってきました。
※集計に誤りがありました!支出は実はもっと多くて、収支も赤字のままでした。下記の記事に修正版のグラフがあります。

資産構築期は、何に支出したか、毎月チェックして無駄を排除していましたが、現在はもう意識していません。その理由は、「これは本当に必要なものなのか」を意識して購入する姿勢が骨身に染み込んでいるため、変な衝動買いをすることがなくなったというのが1つ。そして取崩期に入り、資産は減らしていいという気持ちに切り替わったことが理由です。
6月に買ったもの・使ったもの
6月にはまず息子の短期留学費用に使いました。10日くらいの米国短期留学ですが、いやーびっくりするほど高いんですね。でも躊躇なく送り出せてよかったです。私学に通う家庭って、こういうのを普通にやるんですね。驚きました。
もう一つはロードバイク。カーボンエアロ+カーボンハンドル+Di2+カーボンディープリムホイールというモリモリ仕様。高かったけど、ワクワクしかありません。

もう少し収入を絞りたい
支出が落ち着いた一方で、収入は高いレベルで安定してきました。フリーランスとしての副業収入は、「面白くてやりたいこと」メインでやっていますが、付き合いもあり高単価な案件もこなしています。そうしたものは、中には時給換算で数万円に達するものもあり、「お金ってあるところにはあるのね」という感じです。
よく自分の活動に対して、「支払ってもらえる金額が活動の評価だ」というスタンスの人がいます。高く払ってもらえるほど価値のある活動をしているという考え方です。他者に価値あるものを提供するなら、その評価軸が金銭になるのはよく分かります。これも一つの考え方でしょう。
ただぼくは、他人に評価される仕事をしたいというより、自分が楽しいと思える仕事をしたいというワガママな考え方です。なので、副業で多くの金銭を得たいとは思いませんし、SNSやブログでの活動を収益化したいとも思いません。他者のために活動すると、価値判断の基準が他人になってしまうからです。ぼくは僕の中の価値基準に従って生きていきたいと思っています。それこそがFIの意味なので。

久々に黒字化
収入が高値安定で支出が落ち着いたので、5ヶ月ぶりに収支が黒字化しました。これは、資産からのインカムと副業収入が支出を上回ったということです。まぁインカムだって資産の一部なんで、そこを分ける意味があるのかという話はありますが。
少なくともキャッシュの額は、この数ヶ月減少を続けていましたが、6月はプラスになったということです。というか、正確には毎月75万円のクレカ積立を続けているので、それだけの現金を毎月なくなっているわけですが、多少それがカバーできたという感じです。
資産寿命は47年に
平均生活費と総資産額から算出する資産寿命は47年分となりました。これは運用を前提としていないので、全部現金に替えても(インフレはないとして)47年、今の支出水準で生きられるということです。
ただこれは副業を継続する前提の数字なので、もし副業を全くしない場合はどうかというと、29年間となりました。ちょっと先月までのスプレッドシートの計算式にミスがあったようなので、こちらが正しい資産寿命です。
29年というとまぁそのくらいには死んでもおかしくない感じでしょうか? ただ実際には、
- 副業をまだしばらくはしているし、副業終了頃には年金がもらえる
- 生活費はおそらくここから10年くらいがピーク。それから急下降する
- そもそも運用を行っている
という要素があるため、使い切れない可能性が高くなっています。毎回書いていますが、もう少しアグレッシブにお金を使っていきたいと思います。