FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

金(ゴールド)価格がグラム2万円突破 でも銀やプラチナも上がってる

先日、金価格がグラム2万円を超えたと話題になりました。なんでも、5gとか10gとかの小型のバーは購入の行列ができていたり、品切れになっていたりするそうです。ぼくも金地金を持って長いのですが、いやぁ思った以上のあがりっぷりですね。

金価格が2万円を突破

金は、主にインゴット=バー=地金というレンガ上に整形されてメーカーなどの刻印が入った形で流通しています。国内では三菱マテリアルや三井金属マテリアル、日立金属、住友金属などが製造し、シリアルナンバーを入れて管理されています。一方、海外製の金インゴットは、密輸対策などで2019年ごろから対策が厳しくなり、買い取ってくれる業者が減りました。

金は金じゃん? と思うかもしれませんが、こうしたメーカー製のブランド金インゴット以外は、どれだけの純度があるかなどが不明瞭なので、買取価格も下がります。海外製インゴットも、潰して金の塊にすれば買い取ってもらえるでしょうが、品質保証がない分ディスカウントされるというわけです。

 

閑話休題。さて今回2万円を超えたというのは、国内大手田中貴金属での買取・販売価格です。もちろん、インゴットやコインといったブランド金の価格です。直近1ヶ月半ほどで15%ほど上昇し、2万円を突破しました。

これは金が上がっているのか?

ではなぜこんなに金は上がっているのでしょうか? その前に、下記のチャートを見てください。これは金(GOLD)と銀(SILVER)、そしてプラチナ(PLATINUM)の年初来チャートです。

金は年初来で36.92%上昇していて、下手な株もびっくりな上がり方です。ただし、銀は+52.14%、プラチナは+62.61%とそれを上回る上昇をしているのです。銀やプラチナは、金よりも実需が強く、また投機目的で売買されるため、値動きが激しいという特徴があります。例えば、銀は「悪魔の銀」と呼ばれたり、銅はその需要から経済情勢を先行して反映するということで「ドクターカッパー」とか呼ばれます。

 

それでも、日経平均とTOPIXのように、金と一定の相関を持って上下するところがあります。つまりいま、貴金属はだいたい似たように上昇しているわけです。

通貨、特にドルの価値が下がっている

ではなぜ金を代表とする貴金属の価格が上がっているのかというと、端的に、通貨、特にドルの価値が下がっているからです。

 

いまはインフレの時代に突入しました。アメリカではコロナ後、激しいインフレが起き、いったん落ち着いたかのように見えましたが、トランプ関税や政治的圧力によるFRBの年内利下げ観測などで、インフレ再燃が懸念されています。また米国の債務残高は急増しており、日本よりも高い金利を背景に、急速に日本のような債務状況に近づいています。

 

国の財政が危うい……となれば、長期国債の価値は低下(金利は上昇)するし、通貨の信任も下がります。いま、金を代表とする貴金属、そしてビットコインに代表される仮想通貨の価格が上昇しているのは、それが背景にあります。ドルなどの通貨の価値の変動はインフレ率で表されますが、将来のインフレ率の高まりを織り込んで、現在のゴールドやデジタル・ゴールドが買われているというわけです。

 

特にドルの落ち込み具合はひどいですね。下記は、世界の通貨バスケットに対するドルの価値を表したドルインデックスの年初来チャートです。年初からドルの価値は相対的に10%も下落しました。

ちなみにドル円は6.3%の下落にとどまっており、つまり円はドルよりはマシだけど、世界全体に対しては下落しているということです。

2025年はゴールドの年

今の世界に対して投資家たちは、「ドルはゴミ。長期債もゴミ」と考えていて、短期でリターンが得られる短期債や、先行して上昇するゴールドやビットコインのような現物資産に資金が流入中です。このあとは、インフレ再燃懸念を背景に株式なども上がるでしょうが、これはインフレ耐性があるかなど、かなり選別された上がり方になるでしょう。

 

まだ3ヶ月を残していますが、年初来の主要アセットクラスの騰落率を見ると面白いですね。まず金は+46.2%でダントツです。それに続くのがビットコインで+26.2%となりました。

 

そして、株式もそこそこ上昇してはいるのですが、順番としてはACWI(全世界株式)>日経平均>S&P500となっています。あの米国が日本にも全世界にも負けているのが、今年の状況です。これは先に書いたように、アメリカ景気への懸念を反映していると考えていいでしょう。

ちなみにぼくのポートフォリオは次のようになっています。金インゴットが全体の4.4%とだいたい教科書的。そしてビットコインが10%、イーサリアムが7%と、かなり比率が高くなっています。そして東新小岩の不動産が7%弱、太陽光発電所が10%と続きます。

 

全体のちょうど4割が現物資産となっていて、仮想通貨の比率がちょっと高いものの、まぁバランスの取れたポートフォリオではないでしょうか。

 

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