FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

政策金融公庫の引き落とし先を住信SBIネット銀行に変更した

太陽光発電所の一つは、信販ではなく政策金融公庫からローンを借りています。ところがこちら一つ課題があって、ネット銀行を返済口座に選べませんでした。ただ2024年の4月に住信SBIネット銀行が公庫の引き落としに対応したので、遅ればせながら口座を変更してみました。

対面銀行しか使えなかった公庫

政策金融公庫はかなり緩い条件で2000万円くらいまでなら貸してくれる庶民起業家の味方なのですが、官の組織だけあってDXが全然進んでいないのが特徴です。2020年に融資を受けた際に確認したら、対面金融機関しか返済口座に利用できず、ネット銀行は全滅でした。

 

ところが規制緩和なのかやっとネット銀行でも対応するところが出てきました。ぼくが法人のメイン決済口座にしている住信SBIネット銀行もその一つ。2024年4月から公庫に対応しました。

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これまでは、3太陽光発電所は売電売上の受け取りもローン返済も住信SBIネット銀行。公庫で借りた一つだけ、売上も返済も三井住友銀行となっていて、管理が面倒だったのです。三井住友銀行の法人向けインターネットバンキングサービスは「Web21」というブランドで、初期費用月額費用ともに無料のライトプランがあるのが特徴です。ただマネーフォワードMEとの連携ができず、残高管理が面倒だという難点がありました。

 

これを全部住信SBIネット銀行にまとめられれば、残高の管理も簡単だし、決算も容易になります。というわけで、今回移行を試してみました。

手続きの流れーー紙はなくならない

どのくらい簡単に口座変更ができるんだろう? と思ってチェックすると、住信SBIネット銀行に説明がありました。法人口座にログインし、「商品サービス」ー「その他」の「法人のお客様」を選びます。左側のメニューから「口座振替(日本政策金融公庫)」を選んで手続きを進める流れです。

ここを押すと、公庫に変更するための操作の流れが出てきます。簡単にまとめるつ次のようになります。

  1. 政策金融公庫にtel。「住信SBIネット銀行引き落とし用のQRコードがほしい」と伝えると、紙が郵送されてくる
  2. QRコードから住信SBIネット銀行にアクセス、ログインして口座振替契約の申込画面から申し込む
  3. 申請用紙が表示されるので、印刷して政策金融公庫に郵送
  4. 政策金融公庫側で手続きして完了

普通、口座振替となると、複写式の紙を1枚書いて支払い先におくると、支払先から銀行に1枚が送られて手続きが完了するというのが多いようなイメージです。でも公庫・住信SBIネット銀行の場合、紙→ネットログイン認証→印刷→紙郵送→処理完了というなかなかに紙満載の手続きを行います。処理が完了すると、公庫から電話がかかってくるという至れり尽くせりっぷり。

 

ただ手続自体は起点から手続き終了まで1ヶ月程度で完了しました。

売電額振込口座も変更する

ローンの引き落とし口座が変更になるので、売電振込口座も変更しなければなりません。こちらは下記の通り、以前調べた通りで、ネットからExcelファイルをダウンロードしてメールで送付するという、アナログなのか最先端なのか分からない申し込み方法です。

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本人確認も行わないんだから、Googleフォームでも使ったほうがお互い簡単なんじゃ? という気もしないではないのですが、久しぶりにExcel職人の作った帳票を拝見しました。

 

というわけで、不要な銀行口座を一つなくすことができました。とはいえ、主に公的な手続きを中心に、まだまだ対面銀行でないとできない手続きがあるのも事実。例えば、東京電力に電力負担金を支払うときは、対面銀行でないと支払えなかったですし、小規模企業共済に新規で申し込むときも、初回は対面銀行口座でないとダメでした(こちらは個人口座の話ですけど)。というわけで、三井住友銀行はIBも無料ですし、残してはおくつもりです。

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