FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2024年の生活費を振り返る 働きすぎました

2023年秋に退職してFIRE生活に入ったので、2024年は会社員としてのサラリーなしで過ごした初めての1年間でした。生活費の状況をまとめておきます。

2024年の支出と収入

まずは2024年の支出と収入を月次で振り返ってみます。支出=生活費を見ると、けっこう月ごとにバラける結果となりました。賃貸住宅に住んでいて固定費がそこそこかかっている割に変動が大きいということは、かなり変動費の比率が高いということですね。

 

月ごとに見ると、4月に平均の2倍以上の支出となっているのは、キャンペーン目的で電子マネーへのチャージを大量に行ったことが影響しています。また4月と9月には子どもの私立学校の学費支払いもあるので、それも原因です。10月は8月あたりに行った旅行代金のカード引き落としがちょうど来たのが要因の一つでしょう。正確に支出をチェックするならマネーフォワードで見ればいいのですが、このデータは銀行入出金を元にしているのでタイムラグがあります。でも全体の感じを見るには十分です。

次に収入も見てみます。収入は資産からのインカム収入と、副業収入があります。2023年8月から脱会社員となったので、そこから徐々に副業収入が増加していっていることが分かります。

副業収入のさらに内訳を見ると、フリーランスとしての活動、ブログ関係のもの、そしてその他に別れます。フリーランスは比較的安定しています。積極的に仕事をしようとはしていないので全く営業なしで、紹介を受けたりリピートだけとしています。ブログはボラティリティが激しいですね。よくブログだけで食べていこうなんてことが言われますが、このくらい不安定なものです。ただ当たったときの一発は大きいです。

 

その他には、例えばメルカリの売上とか、子ども手当とか018サポートみたいな補助金が含まれています。厳密にはメルカリ売上は株主優待と不用品の処分に分かれるわけですが、大した額でもないのにその詳細を分析するのは面倒なのでやっていません。というか、メルカリも売上分析レポート機能とかあればいいのに。あと、補助金はけっこう増えましたね。

この生活費/インカム収入/副業収入をまとめたチャートがこちらになります。上側のバーの高さが生活費を意味し、それを赤いインカムと青い副業収入と緑の資産の取り崩しでカバーしている形です。逆に、下に緑のバーが出ている月は、インカムと副業が生活費を上回り、資産への入金があった月になります。パーセンテージはインカムによるカバー率です。

2024年全体の分析

では2024年の集計データを元に全体像も見ていきます。下記チャートは収入を100としたときの内訳と、支出に回った内訳を見たものです。

 

まず年間通して、総収入が生活費を上回りました。総収入のうち17%が余剰となり、資産購入に回りました。ただし副業による収入では生活費の52%しか賄えておらず、配当などの資産からのインカム収入がなければ生活できないという意味ではFIRE状態です。

次にFI倍率=資産寿命を見ておきます。年間生活費から副業収入を引いたものに対して、何倍の資産があるかを示すFI倍率=資産寿命は67倍=67年分となりました。これは今のペースで副業を続ける限り、運用収益ゼロでも67年生きられるということです。

 

また副業収入を計算に入れない副業なしFI倍率でも32年となりました。実際には運用益があること、また副業をしないでも60歳〜75歳からは年金がもらえるので、この32年というのは最もシビアに見た資産寿命にだといえます。

2025年の支出計画

では、これらを踏まえて2025年の支出をどうしていくかです。まず、収入に対して支出が少ない状態です。インカムゲイン+副業収入でお釣りが出てしまうようでは、資産が減るどころか増えてしまいます。

 

この是正には、支出を増やすか収入を減らすか? という2つの方法がありますが、DIE WITH ZEROのためには両面で取り組む必要があります。仕事は意識的にセーブしつつ、しっかり支出も増やしていく。とはいいつつ、定期的に入っている仕事が増量になって、収入増が決まってしまったりしているので、のんびりを意識しなくてはなりません。

 

FI倍率が32〜67倍というのもありすぎです。いわゆる4%ルールというのはFI倍率25倍のことなので、少なくとも副業なしFI倍率を25倍程度まで落としたいところ。つまり支出を1.28倍にする必要があります。また、収支の面から計算すると支出を2024年の1.2倍にすると、ちょうど収入の100%を使い切る形になります。

 

1.2〜1.28倍に支出を増やす。これが基本方針です。

 

ではどうやって増やすか。FIRE直後は安定収入が失われたこともあり、比較的無駄のない支出を心がけていました。でも春くらいからは、意識的に1ランク上のモノを買ったりサービスを利用したりするようにしています。2025年のイメージとしては下記にお金を使いたいと思っています。

  • 広い部屋に引っ越す
  • クルマを買い替える
  • 積極的に国内海外旅行に行く
  • 寄付を継続する

子どもたちが巣立つまでにざっくりあと10年程度。広い部屋が必要なのはこの期間だけです。仮に家賃50万円の部屋に住んでも年間600万。これは良い投資でしょう。またクルマも次回は車検を通さずに買い替えるつもりです。

 

子どもたちの受験スケジュールなどを考えると、家族揃ってじっくり旅行に行けるのも、ここから2年程度しかありません。この間は国内外の旅行をしっかり行いたい。春と夏の2回は海外に行きたいと考えています。

 

2024年にスタートした寄付活動は新鮮でかつ効果的でした。仕事とは別に自分の活動が世の中の役に立っている感触があるのはとても幸福度を増しますね。2025年も継続的に寄付をしていこうと思っています。

 

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