直近1カ月のブログアクセスランキングをお届けします。
- 10位 信用二階建て
- 9位 自分語りが読まれた
- 8位 インデックスが定番に
- 7位 絶好調の資産
- 6位 金は時なり
- 5位 労働に価値なんてない
- 4位 空室ってコワイ
- 3位 自由に生きる
- 2位 変化著しいクレカ
- 1位 高還元を探求する
10位 信用二階建て
第10位は、制度信用買いで金利0.5%という野村證券について。対面証券のガリバー野村は、「手数料高い」「古くさい」というイメージが強いのですが、金利1.5%の証券担保ローン「野村Webローン」といい、この信用金利といい、そこそこ資産がある人には意外にトリッキーな使い方ができる商品をいろいろと用意しているものです。
借入とか信用買いというと、バクチ打ちの定番手法のようにも感じますが、そこは使い方次第。先のリスクパリティについての記事でも、『ウォール街のランダムウォーカー』筆者が「レバレッジもあり」と言っているとおり、リスクの小さい資産こそ、レバレッジをかけて運用することのメリットもあったりするわけです。
9位 自分語りが読まれた
9位のこの記事は、まぁ自分語りです。よほどの有名人でもなければ自分語りの需要なんてないわけですが、「独学」というところに共感してもらえたのでしょうか。それなりに独学の経験は多くて、実は学生時代も「塾」や「予備校」に行ったことがありません。
かといって進学校というわけでもなかったので、20冊ほどの市販の教科書だけを使って大学受験を乗り切りました。ある意味、これがぼくの独学の原体験です。ちなみに、このときの独学法は出版社からお声がけいただいて書籍にも入りました。今考えるとお恥ずかしい内容ですが、これもいい思い出です。
8位 インデックスが定番に
何度か初心者向け投資記事は書いているのですが、心底思うのはこの10年で本当にインデックス投資が浸透したということです。ぼくが現代ポートフォリオ理論に感動してインデックス投資を始めたのはリーマンショック直前。
ところがこの時分に「投資」といえば、値上がりする銘柄の発掘法であり、その日のストップ高情報であり、インデックスETFを買ってポートフォリオを組むなんて話は、知る人ぞ知る投資法だったのです。また、「年6%くらいは期待できる」なんて言っても、当時の投資家にとってはリターンが小さすぎ、預貯金中心の人にとっては「株なんてコワイ」という時代だったのです。
そこから考えると、本当にインデックス投資は浸透しました。普通の人が、「債券は必要か」「米国か全世界か」と議論しているのを見ると、投資に関するマネーリテラシーの向上を実感します。
7位 絶好調の資産
7位に入ったのは総資産の状況と各資産のリターンについて。なんというか、この1年は出来すぎですね。残り2カ月となりましたが、総資産は1.5倍に増加。こんな相場が続けば、誰しもすぐに億万長者になるわけですが、いやいや。
過去の株式リターンの平均は6-7%程度。つまり、どこかでこの上昇をナシにするような下落が待ち構えているということです。しかし問題はそれがいつなのかは誰にも分からないということ。まだまだバブル的に株価は上昇するのかもしれないし、12月には下落が始まるのかもしれません。
こんなときに重要なのは、インデックス投資の基本であるリバランス。つまり上がりすぎた資産を売って、下がった資産を買う操作です。ただ、リバランスは全体トレンドの状況によって毒にも薬にもなります。バックテストでは、僕のポートフォリオだと年1回のリバランスで十分。しばらく株を売っていないので、そろそろ少しリバランスしてもいいのかもしれません。
6位 金は時なり
お金と時間は等価です。お金に執着すれば時間がなくなるし、時間を自由に使おうと思ったらお金が減ります。まぁFIRE者は時間のほうを選択した人のことなので、FIRE民がお金大好き人間かというと、まるっきり逆なわけです。
この記事で書ききれなかったのは、人にとって時間の感覚は変化するということです。「時間の心理的な長さは年齢の逆数に比例する」というもので、これはジャネーの法則と呼ばれています。つまり、若いときの1年と、年を取ってからの1年は価値が違って、もちろん若いときの1年のほうが高価値なのです。
一方で、お金も複利で増えることを考えると、若いときのほうが高価値です。5%複利で増えるなら、20歳のときの1万円は50歳のときの4万3000円と等価なのです。ではあなたは時間を取りますか? それともお金を取りますか?
5位 労働に価値なんてない
「労働に価値なんてない」と言い切ると、「そりゃ違うだろ!」という人がいっぱいいそうですが、世の中はどんどんその方向に進んでいると考えています。ブルシットジョブじゃないけど、時分の仕事が世の中から必要とされていてかけがえのないものだと実感出来ている人はどれだけいるでしょう。
生活のために働くという観点がなければ、労働は「仕事自体がもたらす喜び」にしか価値がありません*1。つまり、限りなく遊びとイコールになっていくのです。これはAIの進化がどんどん人間の仕事を奪っていることとも符合します。
4位 空室ってコワイ
収益不動産を取得して半年。未だに空室に悩まされています。管理不動産屋曰く、12−1月には来年の学生需要が見込めます、というのですが、それってあと1〜2カ月は空室を覚悟しろってことじゃん。
23区築浅でさえこうですから、築古地方とかだと空室になったら目も当てられません。では家賃を下げればいいかといえば、今度はいったん下げた家賃は戻せない。下手に下げると他の入居者からの賃下げ要求もくるかもしれない。なかなかに家賃設定というのは難しいものです。
客付けについて、もっといろいろと研究してみたいと思うようになりました。
3位 自由に生きる
3位に入ったのは、セミリタイア=FIRE後にどんな毎日を過ごしたいかという話。よく定年退職後にすることがなくてボンヤリしている人の話を聞きますが、若いということは何かを実行するパッションがあるということだけでいいことです。
逆に、人生で最も重要なのは、金でも時間でもなくパッションかもしれない。そんな風に思うことがしばしばあります。パッションさえあれば、金を稼ぐこと自体を楽しめます。金がなくても時間がなくても、人生は充実しています。いかにパッションを失わずにいられるか。これが、目下の大きな問題意識だったりします。
2位 変化著しいクレカ
よくも悪くもフットワークが軽いことが自分の持ち味です。何かにこだわらない。さっさと方針転換する。それが生きているのが、クレジットカードの世界でしょう。クレカは作成がたいへんなこともあって、そうそう何枚も作って切り替えて使うものではありません。それがフツーの人です。
さらに、メインの銀行口座もそうそう変えません。紐付いているクレカの引き落としを変えるだけでも一苦労……だと普通は思われています。でも、これってそういう心理的、手続き的な障壁を作ってビジネスをしているだけなんですよね。
つまり、そこを乗り越える心理的、操作的な意欲があれば、お得に暮らせるということ。しかもこれはノーリスクです。これを面倒と思うか、それとも必勝法を探し続けるゲームだと考えるかで、向き合い方は変わります。
1位 高還元を探求する
1位となったのは、現時点での高還元クレカの研究でした。一昔前は、漢方スタイルカードやリクルートカードプラスのように2%超えのカードがけっこうあって、それを作れば済んでいました。ところが昨今は、プリペイドやら電子マネーやらコード決済やら、決済手段が多様化し、さらにポイント経済圏も拡大したおかげで、山のように選択肢があります。
これとこれをつなげて、こう経由すれば……なんて考えるのは、少し踏み込んでみればけっこう楽しいものです。幸い、同士のクレカ好きがネットにはたくさんいて、自分が実際に持っていないカードでも概要を知ることが可能になってきました。まさにお得情報の民主化です。
しかし、1位、2位をみると、今月の九条日記は、なんというかクレカブログのような趣ですね。本当は投資セミリタイアブログなんですけど。
*1:世の中のためになるというのも、時分にとっての喜びに含みます