先日、東京でも雪が降りましたが、全般的にはこの冬はよく晴れていて、日は短いながらもしっかり発電してくれている感じがします。12月の発電量がまとまったので、状況を見てみましょう。
月間発電状況
月間発電状況は少し落ち込んで、合計4万4000kWh。6カ所連系してからは最も少ない発電量となりました。
で、予実はどうだったかというと、山中の木更津と君津が予算を下回りました。それから畑の真ん中のいすみも予算の9割です。ほかは予算(計画)を上回り、全体としては98%となりました。
エース発電所の白子は、相変わらず計画に対して10%上振れ。よくやってくれています。なかなか計画値に届かない木更津発電所ですが、1年前と比べるとしっかり発電量は伸びていて、12月は昨年より12%アップ。12月までの累計で3.15%も昨年を上回っています。
売電とCF状況
発電量は少し落ちましたが、CFの状況はどうでしょうか? 実は石岡発電所のローン返済がついに始まったため、大きくCFが悪化しています。ちょっとびっくり、20万円を切って、わずか18万5000円しか入ってきません。
平均すると、1箇所あたり3万円の収入です。まぁ冬だとこんなものでしょうか。
発電所評価額
こうした状況を踏まえて発電所のDCF評価額を合算すると、先月から1%ほど価値は下落しました。が、まぁ全体としては横ばいです。
各発電所のDCFにおけるシェアはほぼ変わらなかったので、今回は割愛します。IRRが計画に比べてどうかというと、ならして6.7%。山の中の木更津と君津はやはり厳しいのですが、白子を筆頭に筑西と石岡は頑張っています。
各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。
- 1号基 木更津発電所 2020年3月連系
- 2号基 筑西発電所 2020年10月連系
- 3号基 いすみ発電所 2020年12月連系
- 4号基 白子発電所 2021年1月連系
- 5号基 君津発電所 2021年3月連系
- 6号基 石岡発電所 2021年7月連系
- 7号基 栃木県 未定
FIT単価はいずれも18円。システムのスペック(パネル/パワコン)は次のようになっています。
- 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- 筑西発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
- 白子発電所 JINKO(87.42kW)/オムロン
- 君津発電所 JINKO(97.2kW)/オムロン
- 石岡発電所 Qセルズ(98.8kW)/オムロン
11月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。