先日、発電所の草刈りに行ったところ、ちょっと前に散布した除草剤がよく効いていて、ほとんど草は伸びていなかったのですが、とんでもないことがありました。野生動物がパネルの下で死んでいたのです。
キョン?が死んでいる!
え???なにこれ?おそらくキョン? キョンは中国原産のシカ科の小動物ですが、農作物を食い荒らすなどの被害が多発している特定外来生物です。
数ヶ月前にも、通りがかりの人からこんな連絡があったのでした。
「◯◯の発電所のオーナーさん?」
「はい。そうです」
「フェンスにね、キョンがひっかかって死んでるよ」
「はい? きょん?」
「そう、キョン。このままだと腐るからなんとかしたほうがいいよ」
「はい!わざわざご連絡ありがとうございました。すぐに対応します」
このときは、発電所のある地域の市役所の農林課に連絡したら、見回りしてくれて、それらしきものはなかった、ということだったのですが、今回は我が目で見ています。
見たところ、死んだのは最近っぽい。まだ腐ってはいませんがハエなどが飛んできています。自分で動かすこともできる大きさではありますが、まさかゴミ袋に入れて持って帰るというわけにはいきません。スコップがあれば、敷地の端っこに穴をほって埋葬するという手もありますが、死体に手を触れるのは(軍手があるにせよ)衛生上あまりよろしくない。
というわけで、再び市役所に連絡したところ、すぐにやってきて処分してくれました。本当に助かります。市役所の方いわく、
- この季節はすぐ痛むから見つけたらすぐに連絡してほしい
- 土日も担当を置いているので、日中ならば対応できる
よく分かりました。次にこうした事態にあったら迅速に行動します。
5,9527kWh ただし昨対4%減
さて、こんなトラブルもある発電所ですが、発電は順調です。もう6月も半ばですが今年の梅雨は遅れているのでしょうか。梅雨がほぼないまま暑い夏に突入すれば、太陽光発電家としてはありがたい限りです。
発電量は5,9527kWhで前月からは伸びましたが、昨対で見ると96.3%です。まぁ昨年が良すぎただけだともいえます。
発電所ごとの予実を見ると、白子と石岡が計画超過。一方で気密や木更津といった山の中の発電所は振るいません。
キャッシュフローは57.5万円
免税事業者のため、先月から消費税込みの状態で計算するようにしたキャッシュフローは57.5万円となりました。ローン期間が短く、発電量も小さい木更津も、ちゃんと5万円ほどのCFを生み出しています。
太陽光発電事業は安定してきていて、初期投資額の回収もだいたい6割くらいまで来ました。2-3年で投資額を回収し、純益が積み上がる構造になるでしょう。まぁローン返済以外にもコストはかかっているし、家事按分費用もあるので、太陽光事業全体のBSで累損が一掃されるのはまだ先でしょうけど。
各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。
- 1号基 木更津発電所 2020年3月連系
- 2号基 筑西発電所 2020年10月連系
- 3号基 いすみ発電所 2020年12月連系
- 4号基 白子発電所 2021年1月連系
- 5号基 君津発電所 2021年3月連系
- 6号基 石岡発電所 2021年7月連系
FIT単価はいずれも18円。システムのスペック(パネル/パワコン)は次のようになっています。
- 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- 筑西発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
- 白子発電所 JINKO(87.42kW)/オムロン
- 君津発電所 JINKO(97.2kW)/オムロン
- 石岡発電所 Qセルズ(98.8kW)/オムロン
↓4月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。