太陽光発電事業にとって豊作の季節である夏のピークが8月です。ここから12月に向けて急速に発電量は落ち込んでいくわけですが、今年はどうだったでしょうか?
自己管理の良さ
先日、ある発電所の近隣の方から電話がかかってきました。「おたくの敷地とウチの敷地の間の土地から生えている草が、こっちに侵入してきているので、刈ってもらえないか?」というもの。太陽光発電所は、入り口部分に運営者の名前と連絡先が記載されているので、こういう電話がたまにかかってきます。
「いやーほんとすみません。来週にでも伺って草を処分しますんで」。こんなふうに返答できるのが自主管理のいいところです。もし草刈りを外注していたら、草刈りを手配して別料金で対応してもらうことになります。
まぁ外注していれば、周辺含めてきれいに雑草を処分しているはずで、そういう意味では雑な自主管理だからこそ、こういう電話がかかってくるともいえるのですけど。
8月 64,895kWh
8月の発電量は64,895kWhと、今年に入っての最大となりました。昨年の8月には及ばなかったものの安定した発電が続いていて、いいペースです。
とはいえ、1-8月の総発電量を調べてみると、
- 2021 74,395
- 2022 73,964
- 2023 74,939
- 2024 73,401
とこのようにほとんど差がなく、というか2024年は1-8月累計では過去最低だったりして、いやー天気ってわからないものです。ちなみに発電量の推移を月別で出すとこうなっていて、梅雨と秋の長雨がある7月と9月のばらつきが大きいことが分かります。
これを積み上げグラフにしたのがこちら。月ごとのでこぼこはあっても、だいたい年間で見ると10万kWhちょっとで安定しているのが分かります。
なお、計画に対する実績は下記の通り。6月、7月とうってかわって筑西が予算に届かずでしたが、4箇所で計画超過です。
キャシュフローは約68万円
売電収入(消費税込み)からローン返済額を引いた粗CFは、過去2番めとなる約68万円でした。冬の時期の2倍くらいの額なわけですが、正直、このくらい稼いでくれると生活としてはとても安心な感じです。
資産運用のロジック的には、インカムゲインにこだわらないスタンスを取っていますが、心情的には太陽光+不動産+配当からのインカムゲインだけでもだいたい生活できてしまっているので、株式投資については上下動が気にならないというメリットもあります。
各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。
- 1号基 木更津発電所 2020年3月連系
- 2号基 筑西発電所 2020年10月連系
- 3号基 いすみ発電所 2020年12月連系
- 4号基 白子発電所 2021年1月連系
- 5号基 君津発電所 2021年3月連系
- 6号基 石岡発電所 2021年7月連系
FIT単価はいずれも18円。システムのスペック(パネル/パワコン)は次のようになっています。
- 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- 筑西発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
- 白子発電所 JINKO(87.42kW)/オムロン
- 君津発電所 JINKO(97.2kW)/オムロン
- 石岡発電所 Qセルズ(98.8kW)/オムロン
↓7月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。