FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

ほとんどの仮想通貨をNEXOでレンディング

仮想通貨の世界は面白いもので、保有していることで値上がり益を狙えるだけでなく、それを貸し出すことで利息も得ることができます。しかも、このジャンルはまさにいま勃興しつつあるところで、各社がキャンペーン的に預金(?)獲得に動いています。少しでも金利が高いところへ、まさに世界を又にかけて仮想通貨は日々移動するわけです。

 

これまでの預け先を振り返ると共に、現状をまとめておきます。

8割以上をNEXOに

11月に入って、ほぼすべての仮想通貨を米NEXOに移動しました。NEXOはレンディングサービスを行っている企業で、取り扱う仮想通貨はすべて5〜8%の金利(年率、APY)を提供しています。

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最高金利の8%を得るには、いくつかの仕掛けが必要です。

  • ベース金利 4%(ステーブルコインは8%)
  • 定期預金 +1%
  • NEXOトークンでの利息受取 +2%
  • ロイヤリティレベルアップ +0.25%〜1%アップ

まず送金(TapUp)しただけで4%は確保。その上で、定期預金を作成すれば1%上乗せです。ただしここから先はやっかいで、まずNEXOトークンでの利息受け取りを行うには、本人確認(KYC)が必要です。といっても、第1段階はSMS認証でOKで、第2段階も免許証を使ったオンラインKYC。こちらを行いました。ただし、裏側で審査をやっているのか、2日経ってもまだクリアできていません。

 

NEXOトークンでの利息を受け取るのは、ロイヤリティレベルアップにNEXOトークンが必要だから。ポートフォリオの10%以上をNEXOトークンにすると、金利が1%上乗せされます。

 

NEXOトークンは、取引所トークンのようなもので、過去1年間で20倍くらいには値上がっています。時価総額は1969億円で、時価総額順位は77位。だいたいNEM(XEM)やSushiSwapに近い時価総額です。

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これまでのレンディング歴

ぼくが初めて仮想通貨を買ったのは2016年の春。5万円を入金して、0.2BTCをお試しで買ったのが最初でした。当時はまだ1BTCが5万円くらいでした。この頃は、CoincheckやbitFlyerを使っていました。

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その後、18年春には海外取引所に目を向けて、Poloniexでボットを使いレンディングを始めます。当時は年率3%くらいのリターンでしたが、「仮想通貨でも利息がもらえるんだ〜」と新鮮に思ったものです。

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しばらくPoloniexでレンディングしていましたが、19年には債務不履行が起き、預けていた人は一定額を失うという事件が起きました。幸い、ぼくは直前にGMOコインに全額引き出していて無事でしたが、レンディングの怖さを感じた一瞬です。

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20年2月には、GMOコインが始めたレンディングサービスに全張りしました。年率5%という大盤振る舞いでした。

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しかし、さすがに5%は多すぎたようで途中で新規3%まで減額に。利息をもらったところで撤退し、今度はこちらもレンディングサービスを始めたLINE BITMAXのキャンペーン金利10%に。

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そして、20年12月には5%程度の利回りを恒久的に提供していた米BlockFiへ移し替えです。

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21年の4月には、遅ればせながら流動性マイニングに挑戦と思い、CeFiの一種であるBinanceの流動性スワップに。

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そしてこの9月には、今度は最大8%の年利を提供しているNEXOへ一部を移動させました。

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21年に入ってからの、取引所別資産残高の推移を見ると、定期的にいろいろな取引所に資金を移動させていることが一目で分かります。

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そして今回、利回りの低下したBinance流動性スワップからも資金を引き出してNEXOに移行したため、保有仮想通貨の置き場所シェアは下記のようになっています。

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BinanceにはまだBNBが残っていますが、これもボチボチ移管の予定。BlockFiにあるのは、まだAPY8%を提供しているステーブルコインです。BREADはスマホウォレットですね。

 

レンディングの最大のリスクは、預け先の破綻やハッキングです。ただし、NEXOやBlockFiのような大手業者は、米国のカストディと連携して預り資産を保管しており、さらにハッキングに備えた保険にも加入しています。ぼく自身の仮想通貨価値もそうですが、全体として価値が増大する昨今、MtGOXやCoincheckのような大規模流出を招いてはいけないというのが、この業界が置かれた現状です。

 

それでも、1つのところに大量の仮想通貨を預けておくのは不安があるのも事実。8%近いAPYを提供している業者としては、ほかにもFTXに買収された旧BlockFolioなどもあるので、そのうち、分散保管を検討したいと思っています。

 

ちなみに、2016年からのBitcoin価格の推移をチャートでみると、意外と1本のトレンド線のとおりに推移しているんですね。17年の上がりっぷりはバブル的でしたが、その後もトレンドに近い推移です。ただ、このグラフ、縦軸は対数です。それが仮想通貨の面白いところです。

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