FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2019年10月の成績とポートフォリオ公開

10月が終わりました。毎月恒例のポートフォリオ公開です。S&P500は史上最高値を更新し、J-REITも過去最高に近づくなど、一見株式市場は好調なように見えますが、とにかく景気後退懸念がチラツキます。新たに株式を買う気になれず、FXアーブのポジションやVIXなどを取引した10月でした。

 全体は+2.5% 株高で好調

資産全体はこの1ヶ月で2.5%の増加です。インデックスも好調でしたし、GAFAもけっこう戻りました。ここまで2019年は年初来で11%の増加です。2018年8月の資産額ピーク時まではまだ戻っていませんが、12ヶ月リターンでもプラスに転じました。 

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各セグメントの状況です。ほぼ状況は変わっていません。かなり現金比率が高いですが、これはもし暴落があったときの投入資金にする目論見です。今後、太陽光発電所が稼働するとリアルアセット比率も増加していくので、全体としては、いいバランスではないかと思っています。

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総資産の推移としては特に大きな変動はありませんでした。

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通貨別ポートフォリオでは、比率に大きな変化はありません。仮想通貨が回復基調で、0.2ポイントだけ増加しました。ドル円は108.62円と、先月末から0.2%の上昇でした。

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10月の売買

ポートフォリオに影響を及ぼすような取引をしなかった月でした。FXアーブで、ドル円のポジションを新たに組成したこと、そしてVIXポジションを現在建てていることくらいです。また、12月の優待クロスに多少資金を投じています。

 

また継続積立として、野村つみたて外国株投信(毎月購入)」は継続です。ネオモバイル証券では、自動的に200円分(税込み216円)の積立投資状態になっています。ここに少し現金を投入して、現在端株を19銘柄を所有しています。

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インデックスセグメント +2.2%

インデックスは好調でした。S&P500は史上最高値を更新、TOPIXも年初来高値です。結果、前月に対して2.2%の増加という良好なパフォーマンスでした。ポートフォリオの比率的にも、債券比率が0.8ポイント減ったあたりにそれが現れています。

 

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各インデックスの推移を見ると、S&P500(IVV)が好調なのは把握していましたが、実はEFAとEEMも2ヶ月連続で上昇しています。EFAは、米国とカナダを除いた先進国、EEMは新興国の大型・中型株になります。ちょっとマイナーかもしれませんが、IVVと同時期の10年ほど前に、セットで買ったETFです。

 

また一時期落ち込んで、損失が出ていたPFFも戻ってきました。まさにみんながイールドハンティングをしている効果でしょうか。

 

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配当は、IEF、MBB、PFF、BNDのおなじみ毎月分配債券のほかに、ARCCとIVV、VT、XLPなどのETFから分配金が出ました。総資産に対して0.13%のインカムです。年初からの合計では、総資産の0.74%程度の利回りです。このままあと2ヶ月過ぎると、だいたい0.9%程度のインカム収入になる想定です。

グロースセグメント +4%

グロースセグメントは、Amazon、Google、FacebookのいわゆるGAFAです。それぞれほぼ3分の1ずつのポジションですので、パイチャートは省略します。3者の値動きで見ると、Facebookが躍進しました。Q3決算の好調によって株価が上昇した形です。欧州への罰金や、向かい風のLiberaなどが目立つFacebookですが、本業は極めて好調ということです。

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直近12ヶ月のリターンはすべてが二桁に乗せました。インデックスもそうですが、ほんとうに株高が続きすぎるのが怖いと感じています。

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オルタナティブセグメント

オルタナティブセグメントは総資産に占める割合としては減少しています。これは、ちょうど先月は、9月末の優待クロスポジションがまだ受け渡し処理が終わらないタイミングでこのセグメントに乗っていたためです。10月末の優待クロスは大したものがないので、かなり比率が減っています。

 

FXではドル円のポジションを建てています。くりっく365(岡三証券)でドル書い、セントラル短資でドル売りのポジションになります。金額自体はランド円よりも小さめで、まぁ現金で寝かせておくよりはいいか、という運用になります。すでに黒字化していますし。

 

また多少の証拠金を入れて、VIXのロングポジションを取っています。これも短期売買ですね。maneoのソーシャルレンディングは、分配があるたびに現金化して、撤退方向です。しかし完全撤退にはあと1年くらいかかるのが、ソーシャルレンディングの難しさですね。

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仮想通貨はやっと反転しました。10月中頃に暴落したかと思ったら、11月には1BTC 100万円に戻すという展開です。アルトコインは結局横ばいですね。

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ポートフォリオ構成も変わっていません。比率はほぼ、各コインへの期待を表しています。

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リアルアセットセグメント

リアルアセットは、わずかに金の比率が上昇しました。1グラムあたり5696円まで金価格は上昇し、売りと買いのスプレッドを加味しても、含み益状態です。唯一残念なのは、業者である三菱マテリアルに預けているので、金を手に持って実感することができていないということでしょうか。

 

そしてさっさと動いてほしい太陽光ですね。

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アセットアロケーション

最後にアセットアロケーションです。海外ETFと海外株が増加したというのが最大のポイント。現金比率が増加しているように見えますが、先月優待クロスポジションに乗っていたものが、今月は現金に戻ってきているということです。

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その変化はアロケーション比率を見ても分かります。ただし、米国株の後退懸念を持っているので、そろそろ違う資産に目を向けてもいいようにも感じています。

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それでは今後の方針をまとめとして。まず相場観としては、間もなくのリセッション入りです。いつなのかは分かりませんし、来年の大統領選挙までもつのかもしれません。しかし、来ることは間違いありません。そのときは、ちょっと過大に評価されていた資産が暴落するでしょう。

 

また、そのような状況になったら政策誘導金利はさらに下げざるを得ません。つまり、一時的なパニックとして国債は売られるかもしれませんが、利下げとセットでさらなる価格上昇かと。

 

ハイイールド債系はダメージだと思っています。国債金利+信用スプレッドがハイイールド債の利益の源泉ですが、どちらも悪化するからです。ただし、おそらく数値(デフォルト確率)以上に売り込まれるので、絶好の買い場となると思っています。

 

ブロック経済化の大きな潮流もあるので、輸出系よりも内需のほうが底堅いでしょうね。そのため、米国株式セクターとしてはXLP(生活必需品)を一定数保有しています。

 

そしてこうしたときに底支えとなるのは、安定したビジネスに支えられた高配当企業です。HDVを狙っていますが、この株高の流れの中でじわりじわりと上がってしまいました。また、日本版ダウの犬戦略も、株価上昇の流れの中でポジションを取れていません。年末に向けては、このあたりを見ていきたいと思っています。

注意書き

下記の目論見書に従って運用をしていきます。金を購入したので、リアルアセットセグメントの目論見書はアップデートしてもいいと思います。

また、計算上の注意があります。

  • このポートフォリオには、生活防衛資金、401k、各種貯蓄性保険、年金、家族の資産/NISA口座は入れていません
  • 株主優待は資産計算していません。取得コスト分だけ資産にマイナスの影響が出ています
  • 含み益も資産として計算されているので、ここから税払いが発生する場合があります
  • 法人と個人の資産を合算しています

【9月のポートフォリオ】

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