投資テクニック
新NISAを見据えて、低コストインデックス競争が激しさを増しています。楽天投信投資顧問が新たに設定した「楽天・オールカントリー」と「楽天・S&P500」はいずれも他社同等の低コストに信託報酬を抑えてきました。 さらに、この2本のファンドを対象に、保有…
10月16日にPayPay証券でもクレカ積立がスタートしました。ポイント還元率は0.7%、利用カードはPayPayカードです。というわけで、8種類目となるクレカ積立の設定を行いました。 クレカ積立概要 何を積み立てるか? スケジュール これでクレカ積立は8種40万円…
10月からSBIと楽天が日本株の現物・信用の手数料を無料化しました。インパクトありそうでよくよく考えるとあまり変化がなさそうなこちらの施策。優待クロスでは何が変わるでしょうか。 異名義クロスには朗報 制度信用の売りをどこで建てるか 楽天かSBIか 異…
株や投信などの金融資産は、配当などのインカムゲイン、値上がり益のキャピタルゲイン以外にも、実は収益を上げてくれます。今回はその方法について。 保有する株や投信が稼いでくれる メジャーな銘柄なら0.1%程度の貸株 時価の8割の価値に 代用有価証券 株…
SBI証券は株式の売買手数料を無料化すると以前からいっていて、ついに10月から国内株の手数料が未成年とか上限額とかなく無料になります。ここまでかな? と思っていたら、なんと2024年からは米国株も無料にするとな! これは驚きです。 海外株式の売買手数…
金(ゴールド)の国内価格が、税込みで初めて1グラムあたり1万円を超えました。背景には世界的な金価格の上昇と、円安があります。 ドル建て1976ドル、円建て9091円 金は消費税がかかる 購入価格5650円/gから1.77倍に ドル建て1976ドル、円建て9091円 ドル…
マルイグループ傘下のtsumiki証券が、業界初をうたった新施策です。なんと新NISAが始まる2024年から、クレカ積立可能額を倍増し、従来の5万円から10万円にするというのです。 新しいNISAはつみたて投資枠が最大120万円/年 なぜ5万円? tsumiki証券の10万円…
昨今金融詐欺が多発していて、お年寄りやお金持ち狙いではなく、若い学生に借金をさせて投資させ、そのままとんずらという詐欺が増加しているようです。学生でも100万円くらいは借金ができるので、それを奪おうと。成人年齢が18歳に下がり、親の了承なしで借…
新NISAのスタートまで半年を切りました。恒久非課税、最大枠1800万円とかなり大型の減税制度でもあり、注目度はバツグン。「成長投資枠」で購入可能な銘柄もちらほら公表されて、何を買おうか悩み始めるタイミングです。 ただ微妙なのが、高配当銘柄や隔月分…
「インデックス投資ナイト 2023」に参加してきました。2008年から16回目となる今回ですが、実は参加は初めて。これまでも何度か、行きたいな? と思っていたのですが、チケットが取れたことがなかったのです。 直近3年はコロナの影響でオンラインのみだった…
投資資金が2倍になるまでの年数を暗算できる「72の法則」は有名です。ところがこれの積立投資版は複雑で、これまで聞いたことがありませんでした。ところが、慶応大学の枇々木規雄教授の論文「126ルール:積立投資の複利効果を概算する簡単な計算ルール」に…
楽天グループPOの続報です。各証券会社での抽選が終わり、当選数が確定しました。ぼくの場合、結局当選は2400株。申し込みは合計26,900株だったので、8.9倍というところでした。 価格は566円 みずほ 完全落選 野村 落選だが補欠 日興 補欠で200株 大和 当選2…
楽天グループが増資を行います。調達規模は3300億円。時価総額1兆円の楽天グループにとって、この規模は大きく、1株の価値は単純計算で75%程度に希薄化する形です。 とはいえ3〜5%ディスカウントは儲けのチャンス。今回はほぼ全力で望む姿勢で進めています…
日興証券を使って優待クロスをしていた人たちに大打撃です。なんと日興最大の特徴だった「週末まで注文」ができなくなります。さらに「クロス取引の制限」もスタートします。 正直、「週末まで注文」はまぁ仕方ないかなと思いますが、「クロス取引制限」は他…
投資によるリスクはいろいろありますが、その一つが証券会社の破綻リスクです。よく言いますよね、「貸株に出していると、証券会社が破綻したときに返ってこないからリスクがある」って。でも本当にそうでしょうか。改めて、破綻時にどうなるか、見ておきま…
NTTが株価25分割を発表しました。これまで4108円だったNTT株は約164.23円相当となり、単元の100株でも1万6432円で購入できます。ちょっと面白いのは、25分割したのに株主優待としてのdポイント付与はそのままだということです。つまり優待価値が25倍になり、…
IPOが不調のイメージがあった2022年とは違い、今年のIPOは意外と好調です。調べてみると、これまでに上場した25社中、初値が公募価格を割れたのは1社だけ。初値で売った場合の平均リターンはなんと88%にものぼりました。 29社上場申請、4社が上場中止 平均…
楽天証券がまさかのクレカ積立還元率の引き上げです。昨年9月に低コスト投信について、還元率を1.0%から0.2%に下げたのですが、新NISAに向けて大復活。ただし、一般/ゴールド/プレミアムで差を付けてきました。 楽天証券のクレカ積立還元率引き上げ 楽天ゴ…
昨日、衝撃的な投信が登場しました。「Tracers MSCI オール・カントリー・インデックス(全世界株式)」です。日興アセットマネジメントが4月26日から提供するもので、なんと信託報酬は0.05775%。これは、従来最低コストだったeMAXIS Slimオールカントリー…
昨日、楽天証券の大口優遇を久しぶりに達成しようとして大きなミスをしました。クロスがうまくいかず、片側だけが約定してしまったのです*1。なぜこんなことが起きたのでしょうか。何に気をつけるべきだったのでしょうか。 大口達成クロスの流れ 空売り規制…
楽天証券が単元未満株(端株)取引サービス「かぶミニ」を発表しました。スタートは2023年春。こちらいろいろと特徴があるのですが、ぼくはネオモバ終了における移行先として候補になるんじゃないか? と考えています。 かぶミニの概要 売買コストを比較する…
愛用しているマネーフォワードMEが、新機能として投資家向けの機能をリリースしました。「資産形成アドバンスコース」です。ウリは、配当金が集計して見られるということと、業種別やタグ付けでポートフォリオを組めるということ。そして料金はなんと980円/…
この数年で使い勝手がよくなったことといえば、やはりクレジットカードを使った投信積立です。楽天証券急成長のドライバーともなったこのクレカ積立、ベストプラクティスはどんなものか考えていきます。 クレカ積立とは? クレカ積立のメリット クレカ積立を…
年末に申し込んだ三井住友カードプラチナプリファードが到着しました。こちらのカード、年会費が3万3000円もするプラチナカードですが、SBI証券のクレカ積立の還元率がなんと5%にアップします。ゴールドカードは1%なので、+4%。年間最大で2万4000円分の…
間もなく税制大綱に記載されるであろう新NISAのリーク報道が話題です。恒久化され枠も大きく拡大する新NISA。さて、どんなふうに活用するのがいいのでしょうか。 分かっていること、不明なこと とにかく全力で枠を埋める。しかも最速で 生涯投資枠1800万は、…
ディープラーニングで、AIが猫を見分ける!とか、将棋とか囲碁で人間に勝った!と騒いでいたのが大昔のようです。文字を入れればお絵かきをしてくれて、人間の下手な絵をキレイに清書してくれるAI。それどころか、新たに登場したChatGPTは、日本語で質問すれ…
タイミングが良かったのか悪かったのか。11月はいろいろな取引をしたのですが、その中でも大きかったのが保有しているGAFA銘柄――Google、Amazon、Facebookの計4割を売却しました。 保有量は半減 2022年に入って少しずつGoogle、Amazon、Facebookの株式を売却…
昨日、ちょっとおもしろいメールが届きました。野村Webローンの担保に米国債が使えるようになった、というものです。 現在米国債の利回りは4%超。そして野村Webローンの金利は1.5%。つまり、1.5%の金利で金を借りて4%の国債を買えば、2.5%まるまる儲かるの…
最近はすっかり聞かなくなりましたが、一時一世を風靡したのがヘッジファンドです。最近有名なのはレイ・ダリオのブリッジウォーターで「世界最大規模のヘッジファンド」なんて呼ばれますが、その戦略として話題になるのはリスクパリティでトラディッショナ…
金融庁が岸田首相の「資産所得倍増プラン」に乗って、NISAの変更要望を出すようです。ポイントは、金額拡大と恒久化。まだ要望を出す予定というだけで、これがどこまで自民党内の税制改正で受け入れられるかはわかりません。ただ、一部でも実現した場合のイ…