FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

投資テクニック

積立投資で2倍になる期間や利回りを暗算できる「126の法則」

投資資金が2倍になるまでの年数を暗算できる「72の法則」は有名です。ところがこれの積立投資版は複雑で、これまで聞いたことがありませんでした。ところが、慶応大学の枇々木規雄教授の論文「126ルール:積立投資の複利効果を概算する簡単な計算ルール」に…

楽天グループのPO、2400株当選とその後

楽天グループPOの続報です。各証券会社での抽選が終わり、当選数が確定しました。ぼくの場合、結局当選は2400株。申し込みは合計26,900株だったので、8.9倍というところでした。 価格は566円 みずほ 完全落選 野村 落選だが補欠 日興 補欠で200株 大和 当選2…

楽天グループPOの攻略法 そこそこ全力トライ

楽天グループが増資を行います。調達規模は3300億円。時価総額1兆円の楽天グループにとって、この規模は大きく、1株の価値は単純計算で75%程度に希薄化する形です。 とはいえ3〜5%ディスカウントは儲けのチャンス。今回はほぼ全力で望む姿勢で進めています…

日興の「今週中」注文廃止で在庫確保が不能に クロス取引制限の詳細は?

日興証券を使って優待クロスをしていた人たちに大打撃です。なんと日興最大の特徴だった「週末まで注文」ができなくなります。さらに「クロス取引の制限」もスタートします。 正直、「週末まで注文」はまぁ仕方ないかなと思いますが、「クロス取引制限」は他…

証券会社が破綻したら資産はどうなる? 1000万まで補償する日本投資者保護基金

投資によるリスクはいろいろありますが、その一つが証券会社の破綻リスクです。よく言いますよね、「貸株に出していると、証券会社が破綻したときに返ってこないからリスクがある」って。でも本当にそうでしょうか。改めて、破綻時にどうなるか、見ておきま…

NTT25分割で、優待dポイントが利回り5%に

NTTが株価25分割を発表しました。これまで4108円だったNTT株は約164.23円相当となり、単元の100株でも1万6432円で購入できます。ちょっと面白いのは、25分割したのに株主優待としてのdポイント付与はそのままだということです。つまり優待価値が25倍になり、…

今年のIPOは軒並み絶好調? 平均88%リターン

IPOが不調のイメージがあった2022年とは違い、今年のIPOは意外と好調です。調べてみると、これまでに上場した25社中、初値が公募価格を割れたのは1社だけ。初値で売った場合の平均リターンはなんと88%にものぼりました。 29社上場申請、4社が上場中止 平均…

楽天証券、まさかのクレカ積立の還元率引き上げ 「プレミアムカード」なら全投信1.0%還元に

楽天証券がまさかのクレカ積立還元率の引き上げです。昨年9月に低コスト投信について、還元率を1.0%から0.2%に下げたのですが、新NISAに向けて大復活。ただし、一般/ゴールド/プレミアムで差を付けてきました。 楽天証券のクレカ積立還元率引き上げ 楽天ゴ…

Tracers MSCI オールカントリー衝撃の登場 コスト0.05775%でeMAXIS Slimオルカンの半分

昨日、衝撃的な投信が登場しました。「Tracers MSCI オール・カントリー・インデックス(全世界株式)」です。日興アセットマネジメントが4月26日から提供するもので、なんと信託報酬は0.05775%。これは、従来最低コストだったeMAXIS Slimオールカントリー…

寄付クロスで大失敗 なぜ指値信用売りは失効したのか

昨日、楽天証券の大口優遇を久しぶりに達成しようとして大きなミスをしました。クロスがうまくいかず、片側だけが約定してしまったのです*1。なぜこんなことが起きたのでしょうか。何に気をつけるべきだったのでしょうか。 大口達成クロスの流れ 空売り規制…

楽天「かぶミニ」はネオモバ移行先に最適か? 意外と安いコスト

楽天証券が単元未満株(端株)取引サービス「かぶミニ」を発表しました。スタートは2023年春。こちらいろいろと特徴があるのですが、ぼくはネオモバ終了における移行先として候補になるんじゃないか? と考えています。 かぶミニの概要 売買コストを比較する…

マネフォの「資産形成アドバンスコース」がちょっとコレジャナイ

愛用しているマネーフォワードMEが、新機能として投資家向けの機能をリリースしました。「資産形成アドバンスコース」です。ウリは、配当金が集計して見られるということと、業種別やタグ付けでポートフォリオを組めるということ。そして料金はなんと980円/…

【2023年】クレカ積立の攻略法 現在6証券で5万円ずつ

この数年で使い勝手がよくなったことといえば、やはりクレジットカードを使った投信積立です。楽天証券急成長のドライバーともなったこのクレカ積立、ベストプラクティスはどんなものか考えていきます。 クレカ積立とは? クレカ積立のメリット クレカ積立を…

SBI証券クレカ積立を三井住友プラチナプリファードに変更する

年末に申し込んだ三井住友カードプラチナプリファードが到着しました。こちらのカード、年会費が3万3000円もするプラチナカードですが、SBI証券のクレカ積立の還元率がなんと5%にアップします。ゴールドカードは1%なので、+4%。年間最大で2万4000円分の…

新NISAをどう活用すべきか? おそらくさよならiDeCo

間もなく税制大綱に記載されるであろう新NISAのリーク報道が話題です。恒久化され枠も大きく拡大する新NISA。さて、どんなふうに活用するのがいいのでしょうか。 分かっていること、不明なこと とにかく全力で枠を埋める。しかも最速で 生涯投資枠1800万は、…

ChatGPTでAIに「投資について」聞いてみた

ディープラーニングで、AIが猫を見分ける!とか、将棋とか囲碁で人間に勝った!と騒いでいたのが大昔のようです。文字を入れればお絵かきをしてくれて、人間の下手な絵をキレイに清書してくれるAI。それどころか、新たに登場したChatGPTは、日本語で質問すれ…

GAFAの4割を売却しました

タイミングが良かったのか悪かったのか。11月はいろいろな取引をしたのですが、その中でも大きかったのが保有しているGAFA銘柄――Google、Amazon、Facebookの計4割を売却しました。 保有量は半減 2022年に入って少しずつGoogle、Amazon、Facebookの株式を売却…

利回り4%超の米国債を担保に野村Webローンで1.5%で金を借り、また4%超の米国債を買う研究

昨日、ちょっとおもしろいメールが届きました。野村Webローンの担保に米国債が使えるようになった、というものです。 現在米国債の利回りは4%超。そして野村Webローンの金利は1.5%。つまり、1.5%の金利で金を借りて4%の国債を買えば、2.5%まるまる儲かるの…

ヘッジファンドの投資戦略

最近はすっかり聞かなくなりましたが、一時一世を風靡したのがヘッジファンドです。最近有名なのはレイ・ダリオのブリッジウォーターで「世界最大規模のヘッジファンド」なんて呼ばれますが、その戦略として話題になるのはリスクパリティでトラディッショナ…

NISAの新制度、金額拡大と恒久化で何が起きるか?

金融庁が岸田首相の「資産所得倍増プラン」に乗って、NISAの変更要望を出すようです。ポイントは、金額拡大と恒久化。まだ要望を出す予定というだけで、これがどこまで自民党内の税制改正で受け入れられるかはわかりません。ただ、一部でも実現した場合のイ…

離れて暮らす家族にどんな投資法を紹介すべきか

SNSやブログで投資法を紹介するのだって揉めることがあるのですから、友人や家族に投資法を紹介するときは、慎重にならざるを得ません。それでも、「今の方法よりはマシだろう……」と思って、提案することもあります。 親にどんな投資法を紹介すべきか ネット…

楽天キャッシュ投信積立の最適攻略、POSAがミニストップで売っていない

楽天キャッシュ決済による投信積立がスタートしました。こちら、電子マネー楽天キャッシュを使って毎月5万円まで投信を積み立てられるというもの。一応、公式な説明では、楽天カードから楽天キャッシュにチャージすれば0.5%ポイント還元となっていますが、実…

研究:米国株信用取引をどう活用するか?

7月1日から米国株の信用取引が始まります。しかし、これをどう活用したらいいのでしょうか? 考えてみました。 米国株の信用取引概要 買いから現引、売りから現渡 税金コントロールに使えるかも 米国株の信用取引概要 米国株信用取引は、日本証券業協会の「…

楽天キャッシュの投信積立が始まった【注意点と流れ】

本日6月19日に、楽天証券で楽天キャッシュを使った投信積立が設定可能になりました。さっそく登録してみたのですが、非常に簡単でした。流れを解説するとともに、注意点をまとめておきます。 楽天キャッシュ積立スタート 楽天キャッシュ積立の注意点 楽天カ…

円高リスクを為替ヘッジ ついでにオプションで利益も狙ってみる

一時131円台まで下落した円ですが、米長期金利の落ち着きを受けてか、このところ円安も一服気味。127円くらいまで円高に振れてきました。となると、気になるのがドル資産の為替差損です。 このところ米株は下落が続いていますが、日本人投資家にとっては同時…

Google、Amazon、Metaを一部売却

米国株の下落が激しいですね。そのこととは全く別の理由ですが、Google、Amazon、Metaの株式を一部売却しました。 売却価格 売却によって変わったポートフォリオ 今回の売却の意図 売却価格 5月6日に、Google、Amazon、Metaの株式を一部売却しました。売却価…

為替ヘッジを、オプションで低コストに行う研究

円安がすごいことになっていますね。昨日は日銀の大規模緩和を継続する方針発表を受けて、円安が再加速。130円を超えて、20年ぶりとなっています。この円安の理由や見通しについては、以前も簡単にみましたが、今回はリスクをヘッジする方法です。 www.kuzyo…

全世界株投資の「オルカン」にロシア株はどれだけ含まれる?

最近、全世界株式インデックスが人気です。「Fund of the Year 2021」でも、トップは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」でした。その一方で気になるのは、ロシアのウクライナ侵攻に伴う株価下落です。オルカンにはロシア株はどれくらい含まれ…

2022最新 クレカ積み立て攻略法:楽天、SBI、マネックス、カブコム……

本日3月2日に、auカブコム証券がクレカ積み立てサービスの開始を発表しました。基本1%還元、auユーザーなら当初12カ月は5%還元と、なかなかのサービス。では現在クレカ積み立てを提供している証券会社はどこがあって、どのように使うのがよいかを概観して…

楽天証券のクレカ積立改悪にどう対応すべきか

楽天証券が発表したクレカ積み立てに関する改悪に、ネットでの反応は騒然としています。改悪内容を簡単にまとめるとともに、どんな対応が取れるのかを考えてみました。 楽天証券のクレカ積み立て改悪内容 やること1:楽天キャッシュ投信積み立て やること2:…