FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

税金

確定申告で所得税をAmazonPayで払ってみた

今年から国税の“Pay払い”が可能になりました。というわけで、Pay払いの中でも最強のAmazon Payを使い、所得税を払ってみました。 Amazon Payで所得税を支払う流れ 入り口はe-TaxのWebページ Amazon Payで所得税を支払う流れ 下記の通り、今年から国税のPay払…

投資家の確定申告 リアル数値の実践記

2021年分の確定申告を完了しました。もう8年目になるだけあって、さすがに慣れたもの。というより、以前は面倒だった医療費控除とかふるさと納税とかが、かなり簡単になって、e-Taxも簡単になって、ちゃんと進歩を感じるところです。 今回は、確定申告完了記…

ふるさと納税の確定申告はXMLが超絶便利だった

確定申告の季節です。あ、税金を収める人は2月15日から3月15日の間に確定申告を行う必要があるのですが、還付(払いすぎの税金を受け取る)人に限っては、1月1日から確定申告が可能になっています。 今回は、ふるさと納税の確定申告について。ワンストップ納…

確定申告をしないほうが得になる条件と、確定申告をするデメリット

確定申告の季節になりました。だいたいにおいて、確定申告はやればやっただけのメリットがあるのですが、やらないほうがメリットが大きい場合も存在します。どんな場合に「確定申告をしないほうがお得」になるのか、考えてみました。 確定申告をおこなうメリ…

価格ゼロになった仮想通貨にも「価値」がある FTX破綻の貸倒損失もお忘れなく

世の中には面白いビジネスもあるものです。「無価値になった仮想通貨を、有料で引き取る」というサービスです。これはどのようなものでしょうか。 不要な通貨を0円売却して損失を出す FTX破綻の損失もお忘れなく 不要な通貨を0円売却して損失を出す 世の中に…

新NISAをどう活用すべきか? おそらくさよならiDeCo

間もなく税制大綱に記載されるであろう新NISAのリーク報道が話題です。恒久化され枠も大きく拡大する新NISA。さて、どんなふうに活用するのがいいのでしょうか。 分かっていること、不明なこと とにかく全力で枠を埋める。しかも最速で 生涯投資枠1800万は、…

税金もポイント還元する裏技 Amazonペイでギフト券払い可能に

3回目の固定資産税の支払い期限も迫り、年が明ければ所得税と、いろいろ税金が気になるシーズンになってきました。各種税金について、最も還元率が高い支払い方法を考えてみました。 いろいろある税金とその払い先 支払手段別の特徴 支払手段別の還元率 最高…

年末に向けてやっておく税金対策:雑所得 仮想通貨の益出し編 

10月も間もなく終わり。となると考えなくてはいけないのは12月末で締めることになる個人の税金です。年内にコントロールする税金について、前回のふるさと納税に続き、今回は仮想通貨について。 確定申告は1月から12月 仮想通貨は「雑所得」である 最初に経…

年末が近づいたのでやっておく税金対策:ふるさと納税編

10月も半ばとなり、2022年も残すところ2ヶ月半。そろそろ考えておかなくてはならないのが税金です。年内にコントロールしておくものをまとめました。 確定申告は1月から12月末で締め ふるさと納税は最後まで限度額が分からない 上限額が増加する場合 ふるさ…

NISAの新制度、金額拡大と恒久化で何が起きるか?

金融庁が岸田首相の「資産所得倍増プラン」に乗って、NISAの変更要望を出すようです。ポイントは、金額拡大と恒久化。まだ要望を出す予定というだけで、これがどこまで自民党内の税制改正で受け入れられるかはわかりません。ただ、一部でも実現した場合のイ…

3000万円の退職金か、それともその分給与上乗せか どっちがいい?

企業の福利厚生の1つに退職金制度があります。これは長期間働いて退職するとまとまったお金が支払われるというもので、老後の生活資金として重要な位置づけのものであるとともに、会社に社員を縛り付ける道具として批判もありました。 さて、3000万円の退職…

予定納税通知書が来たので減額申請書を出してみる

梅雨の時期は住民税がやってくる憂鬱な季節なのですが、今年はなんと「予定納税額通知書」という、見慣れないものが届きました。これはいったい何で、どんな対応をすればいいのでしょうか? 予定納税とは 減額申請書 予定納税とは 予定納税とは、普通は年が…

インフレになると税金も上がるって知ってました?

米国で高インフレが話題です。日本ではまだインフレと騒ぐほどは物価は上がっていませんが、このあと原油高やウクライナ侵攻の影響を価格が織り込んで、さらに物価が上がると思うと、本当にインフレがやってくるかもしれません。 ところで、インフレが起こる…

固定資産税のnanacoを使ったお得な支払い攻略【2022】

つい先日まで確定申告をやっていたような気がするのですが、早くも次の税金、固定資産税の季節です。今年は不動産がいろいろと増えたこともあって、かなりの額になります。また、クレカ周りの制度もそこそこ変わりました。どう払うのがお得か、検討してみま…

所得税の延納 2021年確定申告戦記(7)

本丸の株式の確定申告計算が終わったのはいいのですが、最後に残るのが納税です。確定申告の提出期限と納付期限は3月15日。3月は優待クロスに資金が必要なこともあって、少しでも資金を確保したいところ。というわけで、今回選択したのは「延納」です。 いく…

異名義クロスは節税になるのか?

信用売りの口座と、現物買いの口座が異なる、いわゆる異名義クロスは、未成年の子供の口座で優待を取得する場合の定番です。この手法は、優待が取得できるだけでなく、信用売りを行う親口座の税金を減らせるというのもメリットです。 しかし本当にそうでしょ…

株式益の確定申告は基礎控除に注意 2021年確定申告戦記(6)

今回の確定申告は株式です。株式は、特定口座なら源泉徴収なので、通常は確定申告する必要はありません。ではなぜ今回確定申告するのでしょうか? 確定申告の理由 所得が上昇することのデメリット 基礎控除にも注意 利益コントロールをしっかりしよう 株式 …

先物取引はまだ繰越損失 2021年確定申告戦記(5)

今回の確定申告は先物です。先物というと、すっごくレアな投資のようにも感じますが、FX、CFD、オプション、先物などがこのグループ。まぁだいたいレバレッジ組です。 サクソバンクが年間取引報告書を出してくれる まだ繰越損失を超えられません 世の中すべ…

扶養を外れないように子供の確定申告 2021年確定申告戦記(4)

前回e-Taxでつまづいた子どもの確定申告ですが、郵送ではしっかり済ませられました。どんな意図で、何を行ったのかをまとめておきます。 年収が少ない人は確定申告 注意点は扶養家族から外れないこと 健康保険の扶養 1人あたり上限 株式 申告課税分 先物 申…

マイナンバーカードがロックされた? 15歳未満はe-Taxできない 2021年確定申告戦記(3)

今回は、子どもの確定申告です。ただその前に、せっかくなのでマイナンバーカードを使ったe-Taxを試してみて、トラブルに陥りました。 スマホでマイナンバーカード読み取り→e-Taxが可能に 良く出来た仕組み 国税庁の確定申告アプリでも同じ 1回目なのにパス…

医療費控除編 2021年確定申告戦記(2)

少しずつ確定申告の用意を進めています。前回の雑所得に続き、今回は医療費控除です。1年間まったく医者にかからないという人は珍しいでしょうから、誰でも効果のある節税方法ですね。 2021年確定申告の全体像 医療費控除の進め方 入力する項目 最近変わった…

雑所得編 2021年確定申告戦記(1)

年が明けて確定申告の時期になりました。締め切りは3月15日までなので、けっこう時間がありますが、こうした作業はできることは早めにやっておくに越したことはありません。作業内容の洗い出しを行い、できることから少しずつ進めるようにします。 2021年確…

「納税の義務」の不思議と国家観

日本国憲法には、国民の三大義務として「教育の義務」「勤労の義務」「納税の義務」があります。ところがこの「納税の義務」というのも、意外と日本独自に近いもので、世界的には珍しいものらしいのです。 納税は義務か権利か 節税は悪か? 国家とは何か 国…

消費税還付、228万円着弾 封じられた不動産

法人Bに228万円が振り込まれていました。一体何? と思ったら税務署からで、消費税還付金でした。 今回は早かった 税理士が忙しい月 不動産は消費税還付を受けられなくなった 今回は早かった 法人Aも含めると、消費税還付を受けたのは4回目です。決算を締め…

2021年の特定口座損益を事前計算 損失額を見積もる

2021年もあと20日ちょっとで終わり。となると、気になるのが納税です。12月の優待クロスポジションはまだまだあるので、これが完了しないと税金計算も完了しないと思い子で板野ですが、なんと、特定口座の損益計算は約定ではなく受け渡しで計算するんですね…

インボイス制度は太陽光投資にどう影響するか 益税の行方

先日の強制廃棄積立の記事でも書きましたが、太陽光発電投資にとって最大のリスクは制度変更です。そして、またしても大きなダメージをもたらす制度変更が2023年に控えています。そう、インボイス制度です。 これは多くの太陽光発電家が享受していた益税を一…

衆院選、各党の投資家関連の公約をまとめてみた

今度の日曜日は衆議院選挙です。どこがどうなるかという政局は全く分からないのですが、一投資家として、どの政党が投資家関係の事柄について、どんな公約を掲げているのかを、抜き出してみました。 自民党 立憲民主党 共産党 維新 国民民主党 全体として 自…

領収書に印紙がないとどうなるのか

先日購入した土地の領収書をまだもらっていないことに気づいて、「すみません、領収書もらえますか?」と連絡しました。すると返ってきたのは、「印紙はどうしますか?」というお返事。はて、領収書の印紙ってどう考えたらいいのでしょうか? 印紙は発行側の…

nanacoがApple Pay対応で最強税金払いルートが開通 しかし……

本日10月21日に、nanacoとWAONがApple Payに対応しました。ここでWAONはいいとして、重要なのがnanacoです。なんと、ナナコカード・プラス以外のカードからのチャージにも対応したのです。これによって、最強税金払いルートが開通しました。 税金のお得な払…

株式の節税マニュアル(3) 控除枠活用の利益移転

前回、株式の節税マニュアル(1)として、基本的な考え方を説明しました。金融商品への課税は、損益通算できる箱が3つ(+1)あること。そして節税の方向性としては、(1)税繰り延べ(2)控除枠と経費の活用(3)税率の違いの活用 があることを簡単にまとめ…