FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

セミリタイア

今後、消費税が上がるとセミリタイアにどんな影響があるのか

2019年10月に消費税が上がり、8%から10%になりました。前回ほど、駆け込み需要もなく、受け入れられたような感じですが、セミリタイア的に注目点は2つあります。軽減税率がどうなるのかと、今後も消費税は上がるのか?です。 欧州では消費税は20%前後 軽…

「やらないこと」「やりたくないこと」のリスト

セミリタイアして「やりたいこと」の100のリストを作成しました。でも、やりたいことだけでなくて、「やりたくないこと」「やらないこと」も作っておいたほうがいいことを作っておくべきだと最近強く思っています。 www.kuzyofire.com 「やらないこと」を決…

セミリタイア可能な資産を作る投資法 FIREに向けて(3)

セミリタイア入門編も第3弾です。前回、前々回で、セミリタイアの魅力、そして必要な資産規模の見積もり方をまとめました。今回は、そのための資産の作り方を検討します。 必要な資産規模のおさらい コツコツ積み立てる王道の場合 実際には計算はもっとやや…

セミリタイアできる資産規模はいくら?FIREに向けて(2)

前回、経済的独立を達成することで、本当の自由を手にすることについて書きました。では、どうやったらそれを実現できるのでしょうか? 米国セミリタイアの4%ルール 資産を徐々に取り崩していくとき 老後は年金もあるし子供も独立する 利回りが4%に足りな…

資産が貯まれば自由になれる FIREに向けて(1)

「自由な人生」に憧れることはありませんか? 人は生きているうちにさまざまなしがらみができてきて、自由に思ったとおりには生きられないものです。でも、自由を妨げるものを解決する方法があるのです。 セミリタイアできる資産規模はいくら? F.I.R.E.に向…

富裕層ってけっこう普通の人だと思う

最近、富裕層の生き方についての本がそこそこ出回っています。それらをちょっと読むと、すごい人格者で、勤勉で、時間を大切にして……という話がいろいろと書いてあります。だけど、実際のところ、富裕層の人ってけっこう普通の人だよね? と思っています。 …

セミリタイアに向いたライフプランシミュレータがない

老後2000万円問題からあと、ライフプラン作成が人気のようです。各社がいろいろなものを出しているのですが、セミリタイアに向いたものが全くないことが不満です。 どのライフプランシミュレーターも似たりよったり セミリタイアのためのライフプランに必要…

老後資金とセミリタイアの違いはタイミングだけ

老後2000万円問題からのち、よく聞くのが老後資金問題です。年金だけでは生きていけないのはかなり昔から分かりきったことだったのですが、みんな知らないか、敢えて意識しないようにしていたのではないでしょうか。 老後資金とセミリタイアは年齢違い 必要…

パッションは最も貴重な資源である:セミリタイアのススメ

人生で最も重要で貴重なものというと、「時間」が挙がることが多いでしょう。お金などに比べても、時間の価値は大きく、富める人も貧しい人も同じだけしか持っていないものだからです。 ところが時間があっても、それを有意義に使うためには重要なものがあり…

セミリタイアの方程式

このブログの主題はセミリタイアです。セミリタイアとは、生きていくために働く必要のない経済的独立を達成し、自由な人生を生きること。普通は会社を定年退職したあとがリタイアですが、その時年齢はすでに60歳越え。体力も気力も充実している40代のうちに…

40代は「終わった人」なのか? 人生の3つのステージ

「人生のピークを過ぎ、ぼくは「未来のためだけに生きる」のをやめる」という記事が載っていました。 kaigo.homes.co.jp 未来のために生きるか、今のために生きるか 老後など将来のために勉強したり、貯蓄したりしないで、もう42歳という人生の折り返し地点…

FPにライフプランを作ってもらって考えた

セミリタイアしたぼくですが、老後に向けてどうするかという点では、いくつかのオプションがあります。例えば、現状フルタイムで働いていますが、どこかでフリーランスになったり、パートタイムの道を探すかもしれません。その場合、収入はおそらく減少する…

年金受給額と100歳までのキャシュフローを簡易計算する

先日「老後に2000万円が必要」というニュースが盛り上がりました。野党が「裏切りだ!」などと叫ぶ中、「年金だけで足りないのは分かっていた」と覚めた声も多く聞かれます。 でも気になるのは、自分の年金がいくらくらいで、死ぬまでにその年金で足りるのか…

セミリタイアとアーリーリタイアの比較

アーリーリタイアブログを書いているRanpaさんが、セミリタイアとアーリーリタイアを比較した記事を書いていました。 zz597.blogspot.com セミリタイアは完全リタイアの欠点を補う? セミリタイアの魅力とは 社風が変わらなければいいけれど セミリタイアは…

人生の4種類の生き方 セミリタイア志向の方向性

教育家の藤原和博氏が、人生のあり方、生き方を4種類に分類して説明していました。セミリタイア志向の人には、ちょっとなるほどと思える分類です。 ※日経TRENDY掲載の図より 公務員タイプ 社長タイプ 研究者タイプ 自営業タイプ 実は研究者タイプこそ、お金…

リタイアしても出勤したい

ゴールデンウィークです。これがリタイアの日常だと思うには、ちょっと10日は短くて、やっぱり長期休暇な気分ですね。 さてアーリーリタイアしたら、仮に仕事をするにしても自宅でこなすほうがお金もかからずいいという人もいれば、やっぱり出勤はしたいとい…

歯車としての会社員

「会社員は歯車」。解釈にはいろいろありますが、独立したりセミリタイアする人はよくこんな表現を使います。これってどんなニュアンスなのでしょう? 歯車の3つの役割 特定のファンクションを担う 歯車の3つの役割 交換可能である 歯車の3つの役割 他の歯車…

不老不死と無限の富があったらリタイアして何をする?

不老不死とどんなものでも作れる力があったらいったい何をするか? こんな極端なシチュエーションは現実には存在しないけど、そんな境遇になってしまった主人公を扱ったSF小説があります*1。 われらはレギオン1 AI探査機集合体 (ハヤカワ文庫SF) 作者: デ…

経済的自由指数指数(FI%)を計算してみた

よく拝見している『アメリカ株でアーリーリタイアを目指す』のバックナンバーを読んでいて、経済的自由指数指数(FI%)についての記事を見つけました。 america-kabu.com 経済的自由指数指数(FI%)とは、インカムゲイン収入を家計支出で割ったものです。…

書評『節約する人に貧しい人はいない』実はセミリタイア本だった

中川淳一郎氏の『節約する人に貧しい人はいない』を読みました。実はこの本、節約術を語る本であるとともに、本人は2020年にセミリタイアすることを宣言している「セミリタイア本」でもありました。 節約する人に貧しい人はいない。 (幻冬舎単行本) 作者: 中…

サラリーマンが億の資産を築く4つの方法

これまでも書いてきたように、億を超える資産を築くのにサラリーマンは向いていません。給与所得というのが劇的な伸びを見せにくいことと、税制が不利になっているからです。 kuzyo.hatenablog.com 実際、過去のデータでも、サラリーマンのまま超富裕層にな…

セミリタイアに必要な資産額を生活費から計算する

セミリタイアを志すひとにとって、最大の関心事は「いったいいくらあればセミリタイアできるのか?」です。そしてこれはとても答えるのが難しい問題です。何一つおカネに困らない悠々自適な生活をしていきたいのなら、下記の記事でいうように30億円必要なの…

アーリーリタイアには25億から30億円が必要?

自分が関心があるからでしょうが、最近セミリタイア、アーリーリタイアに興味を持つひとが増えてきているように感じます。下記の記事でも、30代でアーリーリタイアしたいというひとに対して、佐藤優が返答しています。 30代でアーリーリタイアメントして、余…

あなたはお金のために仕事をしていますか? セミリタイアする動機 

テック系ニュースサイトのGIZMODOに、米国のアーリーリタイアトレンド F.I.R.Eについての記事が出ていました。こちらはぼくのように40代ではなく、20代とか30代でのアーリーリタイアFIRE(Financial Independence, Retire Early)なので、より先鋭的ですね。…

肩書きや役職名を気にする人たち

先日、昔からの知人と話していて、肩書きとか役職を大事にする人が多い理由がちょっと分かりました。「どうせFacebookとかのSNSでつながるなら、ヒラより部長さんの方がいいですよね?」。彼は当たり前のように言いました。 なるほど。 SNSに何を求めるかは…

お金は汗水たらして稼ぐもの

「社蓄」という言葉まで登場してるのに、お金は労働の対価としてもらうのが当たり前、と考える人が多いのは、「お金は汗水たらして稼ぐもの」という一面的な見方の刷り込みがあるのかもしれません。 まず1つ目に、ピケティが『21世紀の資本』で明らかにした…

損得か感情かは、やっぱり感情が大事

「損得で物事を考えだしたらヤバイ」という記事が目に付きました。人は大人になるに従って、打算的に、「これは得か」「これは無駄じゃないか」という視点でものを見るようになります。いわゆる「コスパ厨」な感じですね。 でもよくよく考えたら、「好きか嫌…

サラリーマンを趣味にする

「サラリーマンを趣味にする」。なんて魅力的な言葉でしょう。 最近読んだ『 トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』に出てくる言葉です。 トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」 作者: 俣野成敏,中村将人 出版社/メーカー: 日本経済新聞出…

生産性や効率性を気にするのをやめる

生産性アップとか効率性とかが大流行です。国は働き手の減少を見込んで「生産性向上」とか言ってますし、若者は「それは効率が悪い」なんて普通にいいます。 でも、生産性とか効率性とかを捨て去ることで得られるものもあるのではないでしょうか? ウォーレ…

天国のような牢獄

「天国のような牢獄」とは、うまいことを言います。新しいチャレンジも成長もなく、淡々とこれまでと同じように仕事をする。いや、もしかしたら窓際族で、「今日は会社に行って何をしようかな?」と思って毎日を過ごしているのかもしれません。 給与はそうそ…