FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2021年10月の太陽光発電所パフォーマンス

f:id:kuzyo:20210424095453j:plain昼夜の寒暖差が大きくなってきました。よく風邪をひく季節ですね。この時期は気持ちのいい秋晴れもあるものの、秋の長雨って言葉もあります。果たして、6基の太陽光発電所は、どのくらい発電してくれたのでしょうが。10月分をまとめます。

月間発電状況

10月の発電量は合計4万5815kWh。ほぼ9月と同じでした。発電所それぞれをみても、ほぼ先月と同じで、地域ごとのバラツキもない一カ月でした。

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予実はどうだったでしょうか。なかなか厳しいことに、計画を上回ったのは石岡発電所だけ。エースの白子発電所も計画比96%でした。とはいえ、全体でいえば計画比99%。まぁ悪くはなかったといえそうです。9月は計画比91%でしたから。

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ちなみに、8月末にケーブル切断の事故を起こしてしまったいすみですが、修理を依頼しておいたところ、いつの間にか修理完了していたようです。「いつ直りますか?」「あれ?とっくに修理完了していますよ」というやりとりが。早く知らせてくれればいいのに……。

 

ちなみにエース白子発電所の発電状況は次のとおり、7304kWh。31日中、雨でほとんど発電しなかった日が8日、半分雨という感じの日が4日ありました。晴れたのは残りの18日。しかも、400kWhに達した日は1日もなく、最大でも387kWh。日が短くなったことを実感します。

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2年目突入の木更津発電所の実績を見ると、3月から10月までの実績で、昨対比101.6%。これまで計画比では90%ですから、当初のシミュレーションが強すぎたということです。

 

ただし、パネルの劣化というのは全然分からないですね。一応、計画上は毎年パネル出力が0.74%ずつ低下するという想定で計算しています。でも天候状態で低下どころか簡単に上振れるわけで。

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売電とCF状況

発電量が9月と同等だったので、当然CFもほぼ同じ。粗CFは30万円でした。そして木更津はマイナスの季節に突入です。単体でマイナス2万6623円。連系からこれまでの粗CFを合計しても4万5976円しかありません。税金やら草刈り費用を入れたら完全に赤字です。早くローンの支払いが終わらないかな……*1

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さらに間もなく石岡のローン返済も始まるので、そうすると粗CFは20万ちょっとまで減少してしまいます。あと3カ月間、冬の間はガマンの時期って感じです。

発電所評価額

各発電所のDCF評価額はどうでしょうか。先月から2%増加ですが、まぁ誤差。ほぼ評価額が安定してきました。

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各発電所の評価額のシェアは下記の通りです。いゃあ、山の中にある木更津と君津はやっぱりダメです。土地代が100万円くらいで初期費用が安かったので、投下資金に対するリターンの高さが魅力だったのですが、やっぱり日当たりに勝るものはありませんでした。失敗!

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これはIRRで見るとよりはっきりします。IRRは内部収益率で、将来に向けてリターンが変動する場合に、銀行預金の金利と比較できるようにしたものです。木更津と君津は計画を大きく下回っており、どっかの配当か? というくらいしかリターンがありません。一方で、白子、筑西、石岡のリターンは優秀ですね。

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各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。

FIT単価はいずれも18円。システムのスペック(パネル/パワコン)は次のようになっています。

  • 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • 筑西発電所  JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
  • 白子発電所  JINKO(87.42kW)/オムロン
  • 君津発電所  JINKO(97.2kW)/オムロン
  • 石岡発電所  Qセルズ(98.8kW)/オムロン

9月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。

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*1:20年間のFITに対して、木更津は10年ローンのため。

不動産の空室が埋まらない 3カ月経過

f:id:kuzyo:20210206133623j:plain手持ちの不動産、アパートの空室が埋まりません。7月末に退去があって、はや11月。もう3カ月以上も空室が続いています。この半年の状況をまとめてみました。

夏の盛りの退去

退去の連絡があったのは7月頭。7月末で退去とのことです。当然ですが、退去はいつも突然。退去後は、お盆に入りますが、果たしてどうなるか? と当初は考えていたものでした。

 

その後の手続きの流れはこのようになっています。

  • 7月31日 退去
  • 8月6日 清掃完了、募集開始。退去前家賃よりも1000円アップ。敷/礼/ADは1/1/1
  • 9月9日 条件変更。礼金ゼロ、ADを2、9月中はフリーレント
  • 9月26日 条件変更 家賃1000円下げ。敷礼それぞれゼロ、ADは1
  • 10月9日 管理会社が部屋の動画を撮影してSNSにアップ
  • 10月30日 ADに加え、仲介担当者へ3万円のQUOカード提供へ

最初は少々強気な条件設定で出してみましたが、なかなかにダメです。1000円アップといっても、他の部屋は同等条件で埋まっており、特別値上げというわけでもありません。それでも決まらず、敷礼は結局ゼロ、フリーレントやAD増額などをやってもダメです。

 

築3年の綺麗な部屋で、駅からはちょっとあるものの、設備も豪華。家賃も、周辺と比べて特に高いわけではありません。でもなかなか決まらないものなんです。

 

20平米半ばのワンルームなので、対象は学生か単身者。確かに夏から秋のこの季節は難しいですね。12月から学生が動き出す、また3月には勤め人の移動もある……って、あと2カ月くらいは決まらないことを覚悟しなくてはいけない? こまったものです。

事業計画に対してどうか

さて、アパートにおいては空室が出ることは避けられません。また構造的に埋まらないのならともかく、季節要因もあるので、数ヶ月埋まらないことだってあります。問題は、想定した収益計画に対してどうか? ということです。

 

今回想定した空室関係の条件はこうです。この条件で計算すると、年平均空室率は96%となります。

  • 平均入居年数 4年
  • 募集平均期間 2カ月
  • 平均募集費用 2カ月
  • 平均原状回復費用 1カ月

これに対して、今回の空室状況はこうです。

  • 平均入居年数 3.3年 (築年の浅い建物のため)
  • 募集平均期間 3カ月 (平均+1カ月)
  • 平均募集費用 1カ月 (敷礼ゼロ、AD1のため)
  • 平均原状回復費用 1カ月 (なし。前居住者負担)

募集期間は長引いていますが、原状回復費用がかかっていないので今のところ相殺です。募集費用は1カ月分の余裕がありますが、このまま決まらなければ、何かしらさらに手を打つ必要もありそうです。フリーレント追加か、さらにADを追加か?

 

空室が発生してからの年間空室率について、時系列でまとめたものが下記です。当初は満室なので空室率はゼロ。その後時間が経つと当然空室率が大きくなります。11月に入り、空室率は想定の96%を下回り、95%台に突入しました。年内に決まらなければ、94%を割り込みます。

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CFマイナスにはならないが利回りが悪化

こうした事業でもっともイヤなのは、収入よりも支出の方が増えてしまって、CFがマイナスになってしまうことです。一応、借入金の返済は行われているので、簿価価値は上昇しており、いわゆるキャピタルゲインが増加しているのは分かっていても、毎月持ち出しが発生するのは避けたいものです。

 

それでいうと、この物件では収入に対するローン返済や各種コストの比率は66.7%。つまり、空室率がこれを下回るまではCFはプラスで推移するということになります。

f:id:kuzyo:20211109144551j:plainこのグラフでいう、CFと元金返済部分は投資家のリターンとなる部分。空室が出るとCFが一時的に減少しますが、入居率66.7%を切るまでは一応プラス。元金返済は簿価上昇につながり、売却時にリターンとなります。元利均等払いでは、返済が進むと金利部分が減っていくので、徐々に元金返済の比率が高まっていきます。

不動産は空室を埋める事業?

いやはや、賃貸不動産は入居者がいる限りはほぼやることもなく楽ちんな事業ですが、空室が出てしまうと、それが収益を直撃します。取れる手段としては、下記の感じでしょうか。

  1. 値下げ
  2. 募集にコストを費やす
  3. 設備などのバリューアップ

値下げは、一時的なものと恒久的なものがあって、フリーレントや敷礼ゼロ化、引っ越し支援金などは一時的。家賃の値下げは恒久的です。そしてできれば家賃値下げは避けたいところ。なぜなら、最終的に売却するときに、満室賃料を利回りで割って、売却価格が決まるからです。

 

では募集コストはどうでしょう? 一番簡単なのは仲介不動産への広告宣伝料、いわゆるADの上乗せです。このグレーな仕組み、いまは当たり前のように行われていますが、果たして本当に効果があるのかはよく分かりません。大家さんの間でも、意見は割れているようです。

 

募集コストといえば、仲介不動産屋を回って挨拶をしたり、マイソクを配ったりという人情訴えかけ作戦もよく聞きます。しかし、これもまたどのくらい効果があるのか分からないものです。ジモティーなどで直接募集という話もありますね。これはちょっと勉強してみたいところです。

 

最後の設備バリューアップは、要するに入居者から見て、割安じゃんと感じられるような部屋にするということです。基本的に、入居中に設備をアップグレードすることはないので、退去のタイミングでトイレやインターフォン、壁紙などを替えて価値アップという感じでしょうか。しかし、ぼくの物件の場合、築浅かつ設備が豪華なこともあって、何かを必要とする感じがありません。

 

なかなかに空室を埋めるというのは難しいものですね。

 

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2021年9月の太陽光発電所パフォーマンス

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夏も終わり、まだ気温は高めなものの、日差しが弱くなったのを感じる今日この頃です。いかがお過ごしでしょうか。6基の太陽光発電所の発電状況について、9月分をまとめます。

月間発電状況

いやはや、発電量が減りましたね。1万kWhはおろか、8000kWhを超えたのもいすみ発電所だけ。月別の比較で見ると、軒並み2月を下回っており、太陽光にとって苦しい季節になってきました。

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各発電所の予実を見ても、まさかの全発電所が計画値を割っています。これまで優等生だった白子発電所もついに100%を切りました。

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なお、いすみについてはちょっと補足が必要です。というのも、9月計測期間が8月21日から9月22日なのですが、ちょうど8月21日にケーブル切断という事故があったからです。太陽光は複数のパネルをつなげてパワコンに入力し、パワコンから系統に電力を売ります。低圧発電所というのは最大50kWまでなので、通常は出力5.5kWのパワコンを9台つないで、合計出力49.5kWにします。

 

このうち、ストリングから9台目のパワコンに電気を流すケーブルを切断してしまったんですね……。ということで、発電量もピュアに9分の8になっています。88.8%に減っているということです。

 

いすみ発電所は、この状況の中でも8293kWhを発電しており、ケーブル切断がなければ、9330kWhまで行っていたかも……と思うと、なかなかにやるせないものがあります。

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ちなみに、エースの白子発電所も、9月は400kWhを超えた日が4日しかありませんでした。半分くらい雨が降っていたかな? という感じ。

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木更津発電所(9月8日〜10月7日)の発電量も、昨年をわずかに上回った程度です。1日〜6日がずっと雨だったのに、これか……。

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売電とCFの状況

発電が少なければ、実入りも減ります。売電額からローン返済額を引いた粗CFはかろうじて30万円。といっても、石岡発電所のローン返済がまだ始まっていないので、それを除くとわずか15万円です。そして木更津発電は赤字でした。

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念のためですが、木更津は確かに単月で赤字ですが、これはローン返済期間が10年と短いことも影響しています。10年経過後は、売電量がまるまる手取りになるって寸法です。

発電所評価額

そんなわけで、発電所の時価評価額をDCF評価した合計値は3%の減少です。まぁそんなもんですね。

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評価額の内訳はこの通り。先月と大して変わってはいません。いやはや、山の中にある木更津と君津の評価額の低いことよ……。山の中だと土地が安いというのが利点ではあるのですが、やっぱり発電量も低く、結局得られる合計利益は小さくなってしまいます。

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これはIRRで見るとよりはっきりします。木更津2.2%、君津3.6%。なかなかに国債のような利回りです。少なくとも6%は出してくれないと合格点とはいえませんし、DCFでも割引率は6%で置いています。

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各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。

FIT単価はいずれも18円。システムのスペック(パネル/パワコン)は次のようになっています。

  • 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • 筑西発電所  JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
  • 白子発電所  JINKO(87.42kW)/オムロン
  • 君津発電所  JINKO(97.2kW)/オムロン
  • 石岡発電所  Qセルズ(98.8kW)/オムロン

8月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。

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2021年8月の太陽光発電所パフォーマンス 1つ増えて6基に

f:id:kuzyo:20210424095453j:plain8月は新たに石岡発電所が連系し、保有太陽光発電所は計6基となりました。それでは8月の発電状況はどうだったのか、まとめていきます。

月間発電状況

8月の発電状況は次のようになりました。1基増えているのですから当然ですが、総発電量は5万7345kWh。過去最高を更新です。1基当たり平均だと9557kWhとなり、まぁ夏らしい値。出力50kWhが上限の低圧発電所の場合、月間で1万kWhを超えれば「よく発電したね、よしよし」というのが肌感です。

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続いて各発電所の計画比を見てみます。こちらは、まさかの全発電所で計画割れ。8月はけっこう雨が降ったんですよね。

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下記は、ウチのエース白子発電所の8月の日別実績です。かろうじて月間発電量は1万kWhに達したものの、12日から17日にかけての落ち込みは大きいですね。

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2年目に突入している木更津発電所を見ても、8月は前年を割っており、雨が多かったことがよく分かります。

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売電とCFの状況

続いて、売電額からローン返済額を引いた粗CFです。石岡のCFが極めて大きいのは、まるまる1カ月は発電していないものの、ローン返済もまだ始まっていないからです。それを除くと6月並といったところでしょうか。木更津もかろうじて黒字であり、良かったといったところ。

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発電所評価額

8月の状況を反映した各発電所の時価評価額をDCFで算出したものの推移が下記です。新発電所の稼働により合計評価額が17%アップしました。

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DCF評価額の内訳は次のようになります。今のところ新造石岡発電所の評価額は計画値で入っています。

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IRRの予実を発電所ごとに見ると、次のようになります。白子といすみは上振れ、筑西は少々計画を下回り、木更津と君津は大きく下回っています。

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各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。

FIT単価はいずれも18円。システムのスペック(パネル/パワコン)は次のようになっています。

  • 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • 筑西発電所  JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
  • 白子発電所  JINKO(87.42kW)/オムロン
  • 君津発電所  JINKO(97.2kW)/オムロン
  • 石岡発電所  Qセルズ(98.8kW)/オムロン

7月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。

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やらかしてしまった。太陽光、ケーブル切断

太陽光発電所の中でもエースの発電実績を誇る4号基白子発電所。全く草が生えず、優等生だなぁと思っていたら、「草がすごいんですけど」という電話が。敷地の外まで草が出ていて、まずい状況のようです。これの草刈りに行ってきたのですが……。

 4カ月ですごいことに

白子発電所は全然草が生えず、これはもしかして草刈り不要な発電所? とちょっと夢を見ていました。こちらの写真は4月末のものです。

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地面も固くて、周りの更地を見ても草なし。このままいければいいいなぁなんて思っていました。パネルとパネルの間にあるちょっとした緑は、その前に蒔いておいたクローバーです。これが、広がって一面クローバーの発電所になれば……。

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さて、4カ月たった8月の本日。行ってみると、こんなことになっていました。エース発電所が草の海に沈んでいます。

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梅雨と夏の日差しは恐ろしいモノ。このフェンスの入り口にたどり着くまでに、そこそこの草を刈って道を作る必要がありました。ここから必死で草刈りです。パネルは3列しかないので、3列をひたすら刈っていきます。以前の反省で、マキタ電動草刈り機の予備バッテリーを刈ってあるので、バッテリー交換とともに、急速充電機をパワコンのコンセントにつないで充電します。休憩を挟んで、良い感じで刈り続けられる環境が整いました。

 

今回は、朝3時半に起きて車で現地に移動し、6時前から刈り始めたのですが、早くも太陽が昇ると激アツ。全身をガンガン太陽が照らします。半ば熱中症になりながら、必死の草刈り。なんとか大枠刈りきってここまでいけました。

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刈っていて思ったのは、草がまばらで刈りやすいところがあること。どうしてだろう?と思って地面をよく見ると……。

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見えるでしょうか? クローバーがポチポチとはえて生き残っています。上を背の高い雑草が覆っていて、クローバー全滅かな?と思っていたのですが、頑張って育っています。草刈り後、このクローバーがもっと広がってくれればいいのですが。あとは冬の間に広がってくれるかどうかですね。

3号いすみ発電所で事件が

白子発電所をきれいにして、そこからクルマで1時間ほどのいすみ発電所に向かいます。こちらも最初は全く草が生えていなかったのに、次回いったら草の海になっていたところです。

 

ただし、前回7月上旬に草刈りに来ていて、そんなに伸びていないだろうと思ったらそのとおり。新しく生えてきた雑草も、膝下くらいの高さなので、ささっと刈り込んで、帰ろうとおもった矢先でした。

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やってしまった。ついに……。太陽光パネルが発電した電力は、ケーブルを伝って埋没させたパイプに入ってパワコンに向かうのですが、勢い余ってパイプを草刈り機で直撃してしまったのです。

 

パイプだけで済んでいるか……と思い中を覗くと。最悪なことに、電力を流すケーブルが真っ二つになっていました。あーあ。このストリングからの発電は遮断状態す。なんてこった。

 

幸い、切断時に感電もなければ、中の確認時も無事。いまのところ発火もしていません。が、切った後は少し注意すべきでした。ここで感電して倒れてしまったら、まさに草の海の中で野垂れ死ぬことになっていた可能性もあります。怖いものです。

 

すぐにEPC業者に連絡して、補修を依頼したものの、納期とコストはいったいどれくらいになるのでしょう? 夏の発電が見込まれるタイミングにまったくの損失です。

草刈り機に除草剤を併用か?

ケーブルには注意していたつもりなのですが、草の中に埋まっていて、今回はまったく存在に気づきませんでした。まぁ、パネルの柱に隣接しているものなので、パネルのそばは草刈り機ではなく、鎌を使うとか除草剤を使うとかするほうが良さそうです。

 

次は除草剤も用意して、草刈り機と併用するかなんて、現在検討中です。道具を買ってしまえばあとは肉体労働だけでコストのかからない草刈り機と違い、除草剤はけっこうなコストがかかります。これが果たしてどんなものか……。

 

次回は、修理の顛末と、除草剤研究でもやってみようと思います。

 

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早くも退去! 不動産の部屋を内見してきた

4月に購入した一棟アパートにて、早くも退去が出てしまいました。いつかは来るモノだと覚悟していましたが、やっぱり退去はショックですね。とはいえ、満室購入だったのでやっと部屋の中を内見することができました。

退去連絡から内見まで

さて、このアパートを購入したのは4月末。満室での引き渡しでした。不動産って、太陽光以上に何もすることないのね……と思っていたら、さっそく退去の連絡を管理会社からもらいました。

  • 6月18日 7月末での退去連絡をもらう
  • 7月11日 新規募集開始。レインズ掲載開始
  • 7月31日 退去。管理会社が立ち会い
  • 8月6日 ルームクリーニング完了
  • 8月11日 部屋を内見

築5年の物件内見

さて、所有物件ながら初めての内見です。これまで都内で、8件の家に住んできたので、それなりに自分が住む部屋を見てきました。さて、この物件はどうでしょうか? ワンルームですが、広さは24.5m2。そこそこ広めです。窓は北側ですが、まぁ暗いというほどではありませんね。

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こちらの物件を建てたのは地元の工務店のようで、作りはなかなか悪くありません。驚いたのは設備がけっこう豪華なこと。コンロはIHで、インターフォンはモニター付き。トイレもリモコン付きのタンクレスで、ユニットバスもけっこういいものが入っています。なんというか、ぼくがいま住んでいるところよりも設備は豪華なんですけど……。

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もちろん洗濯機は屋内で、洗濯機の上、トイレの横にも小窓付き。南向きであることを除けば、スペックは悪くありません。

ホームズにも掲載されていた

どんな感じで成約するかな?と思い、最初はちょっと強気の募集条件にしてみています。家賃+管理費で7万1000円。この物件をしばらく見てくれている管理会社によると、まぁ妥当な家賃だということで、ここは折れずにいくつもり。

 

問題は、敷金礼金とフリーレントで、現状は1/1/なし で出してみています。まぁ、礼金はゼロを覚悟していますし、入居月末までのフリーレントもそういうものでしょう。ADと呼ばれる成約時の仲介不動産会社への費用も1でやっています。

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ちょうど夏のお盆の時期になってしまい、動きが悪いということですが、さてさて。どのくらい決まるまでかかるでしょうか?

シミュレーション

さて賃貸住宅経営上、空室は重要なパラメータです。これをちょっと分解してみましょう。

 

まず発生する費用は次の通りです。

  1. 原状回復費用
  2. 広告料(AD)
  3. 仲介手数料
  4. フリーレント月数

このうち原状回復費用は一般にクリーニング代と呼ばれるものです。昨今賃貸住宅のトラブルの多くがこの原状回復費用に起因しており、2004年に「賃貸住宅紛争防止条例(東京ルール)」が策定されました。

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経年劣化や通常損耗は貸主負担で、借主の故意や過失で発生した損耗だけは借主負担で原状回復するというのが、ざっくりとした内容でしょうか。ただ、「特約」を設けて契約することも可能で、ぼくの部屋の場合は、前オーナーがクリーニング代は借主負担という特約付きで契約を行っていました。これが適用になるため、大きな設備故障などがなければ、ほぼほぼ(1)については発生しない模様です。

 

(2)のADは、今や避けて通れない必須の内容。仲介してくれる不動産屋に支払う手数料です。通例で1カ月。(3)は、別途1カ月分を仲介手数料として支払うものです。これはどんな場合でも通常ありますね。

 

そして(4)は、「8月中に契約してくれたら8月いっぱいは賃料をタダにしますよ」、というものです。オフィスなどではかなり一般的で、「1年間フリーレント」なんてのもよく耳にします。実は、賃料を下げるくらいならフリーレントを付けたほうがいいという理由もあります。それは、売却時の総賃料が大きくなるというメリットがあるからです。

 

売却時、価格を総賃料で割って表面利回りを出し、これが投資家の基本的な判断指標になります。表面利回りは、場所や築年、構造でだいたい決まるので、総賃料が上がれば上がるほど、売却時の物件価格を高く提示できるというわけです。初期にフリーレントを付けて持ち出しがあっても、賃料を下げないでいられたほうがいいというわけです。逆に、賃貸不動産に住みたい人は、家賃を下げてくれという交渉よりも、フリーレントを付けてくれないか? と交渉したほうが大家の理解も得られやすいかもしれません。

 

礼金が取れるなら、これらのコストから差し引くことができます。現状のぼくのシミュレーションでは、AD1、仲介手数料1、礼金ゼロで、合計2カ月分というパラメータで試算しています。また、募集にかかる平均月数は2カ月で試算。つまり、9月末になってもまだ決まっていなければ、想定を超えるコストという感じですね。

 

シミュレーションは原状回復費用を1カ月と見積もっていますし、礼金を1で募集をかけていますので、ここの分は多少余裕があります。

 

ちなみに、平均入居年数を4年と仮定すると、この条件で入居率は96%となります。4%くらいは空室ロスが出るという前提で、シミュレーションを組んだということです。

 

しかし、どのタイミングでどんな条件で決まるのか、やっぱりドキドキしますね。1部屋空いても、収益からローン返済を行ったCFは十分にプラスなので、余裕を持てていますが、これがもし区分マンションなどで1室しかなかったり、CFがカツカツだったりすると、「早く埋まれ!早く埋まれ!」とドキドキなんでしょうね。楽しみです。

 

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2021年7月の太陽光発電所パフォーマンス 5基まとめ

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毎月恒例の太陽光発電所の実績です。7月上旬は梅雨で毎日のように雨でした。あらあら。これは発電量はどうなってしまうんだろう? と思ってたら、後半は連日の晴れ。最後の追い込みで、けっこう発電しましたが、いかに?

梅雨の状況

まずは天候と発電量の関係から。当たり前ですが、雨が降れば空は曇りであり、太陽光発電所は大して発電してくれません。7月は前半がずっと雨。1日100kWhなんて日が続き、どうなっちゃうんだ? と思いましたが、後半は良い感じで晴れてくれました。

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9日まではぼろぼろ。10日以降は、2日ほど、天候が悪く落ち込んだ日がありましたが、そのほかはほぼ400kWh超えとなり、最終的に上記のグラフに示した白子発電所では、1万kWhを超えることができました。

 

実は「7月の太陽光パフォーマンス」と書いていますが、各発電所の計測期間は正確に1日〜31日ではありません。下記の図のように、木更津は前半7日間は6月分に算入されていますし、いすみと君津は後半の10日ほどが8月に入る形になります。

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後半が晴れた7月で考えると、木更津は有利、いすみと君津は不利ということになりますが、果たして……。

月間発電状況

7月の発電状況は次のようになりました。総発電量は4万5749kWh。5月をピークに、徐々に減少しています。

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それでは、各発電所の計画に対する達成率を見ると、下記のように、白子と筑西以外はのきなみ計画を下回りました。特に、いすみと君津の下落が大きいですが、これは先に挙げたように、計測タイミングが関係しているかと思われます。

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1号基である木更津発電所は2年目を迎えているわけですが、この7月は前年に対して大きく発電量が伸びました。3月から7月までの発電量を比較すると、21年のほうが6.7%増加しています。ひとえに7月の好調(といっても、計画を下回っていますけど)が効果を発揮しています。

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売電とCFの状況

続いては、売電額からローン返済額を引いた粗CF。結構落ち込んで、月間で約30万円となっています。全発電所で黒字となったのはありがたいことです。

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発電所評価額

7月の状況をパラメータに入れ込んで、各発電所の時価評価額をアップデートしました。下記のとおり9%の減少です。

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5つの発電所の評価額比率は次のようになっています。相変わらず圧倒的な白子。続いていすみです。同じ低圧で、パネルも90kWh前後なのに、けっこうな差が付くモノです。

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各発電所の内部投資利回りを表すIRRを見ると、いすみと白子で計画を上回っています。木更津、君津の山の中組はやっぱりちょっと苦しいですね。君津はまだ稼働したばかりなので、ここからどうなるかに注目です。

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6号基の石岡発電所が7月末に連系したので、次回はこちらの数字も追加して記事にできるかもしれません。

 

各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。

FIT単価はいずれも18円。システムのスペックは次のようになっています。

  • 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • 筑西発電所  JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
  • 白子発電所  JINKO(87.42kW)/オムロン
  • 君津発電所  JINKO(97.2kW)/オムロン
  • 石岡発電所  Qセルズ(98.8kW)/オムロン

6月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。

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6号基 石岡太陽光発電所が竣工

6月末に、6号基となる石岡の太陽光発電所が竣工しました。連系は7月末の予定ですが、一足先に現地をチェックしてきました。

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 竣工までの流れ

この物件を最初に確認したのは2018年の8月。実に3年も前になります。場所は平坦で、日当たりもよく、早く農転とかもろもろが終わらないかな? と思っていたのですが、ここまでかなりの日数がかかってしまいました。

 

いざ工事……という段になって、実は再度現地で確認作業をしています。発電所の敷地の東側に、小山というほどでもありませんが盛り上がった別の土地があり、そこにシノが群生しているのです。このまま発電所を建てると、シノが地面の下を伝って侵入してくるのではないか? どうする? という趣旨でした。

 

選択肢はコストが高い順に、穴を掘ってコンクリートで地下に壁を作る、防竹シートを埋め込む、生えてきたらその都度草刈りするというもの。一応、土地の仲介をやってくれた不動産屋が年10万で草刈りもするとか言ってくれていたのですが、うーん。いまのところぼくは自分で草刈りをする予定なので、これだけのコストを払う気にはなりません。

 

一方でコンクリートは数十万円になるようで、ちょっとこれもパス。ということで、防竹シートを埋めてもらうことにしました。工賃材料費含め約10万円也。防竹シートって初めて聞いたのですが、竹のように根を伸ばして侵入してくる植物を防ぐためのシートだということです。

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防根シート スミリン・バンブーエッジ [資材販売アイエイチエス]

永久に効果があるわけではありませんが、まぁ10年は大丈夫だろうとのこと。フェンスの外側、竹藪との間にこのように設置されていました。

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竣工は終わり、土地の売買、登記移転も終わっているのですが、なぜか今頃、分筆費用と地目変更の請求書がきて、それをまだ処理中だったりもします。ちなみに、登記費用は最初7万円という請求書が来て、「高い!ほかは3万円台だよ?」と言ったら、「分かりました。勉強します」という返事をいただき、結局4万円でやってもらえました。

 

これまでの登記移転の費用は、最安が3万6800円、最も高いのが6万7712円。最も安い司法書士さんに毎回お願いしたいところではありますが、場所が遠いところだとやってもらえるのかな? だいたい不動産屋か売主が司法書士も指定することが多いので、次の機会があったら、いろいろ検討してみたいと思います。

発電所スペック

今回のシステムスペックは次のようになっています。

  • パネル Qセルズ Q.PEAK-G4.1 305  324枚
  • パワコン オムロン KPV-A55-J4 5.5kW 9台

初のQセルズのパネルです。ドイツ製ですね。1枚あたりの出力は305Wと小さめですが、その分枚数が多く、合計出力は98.8kW。土地は500坪(1652m2)と、これまでの中でも広いほうなので、贅沢にパネルを設置した感じです。

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  • 1号基 木更津 380坪
  • 2号基 筑西 464坪
  • 3号基 いすみ 545坪
  • 4号基 白子 391坪
  • 5号基 君津 403坪
  • 6号基 石岡 500坪

土地込みの表面利回りは11%。造成費用は土地代に含まれていて、仲介費用もゼロ。追加の費用は電力負担金と分筆費用になります。

 

このあたり一帯の土地を発電所にするようで、土地を4分割して、そのうちの1つを僕が買った形です。隣の敷地にも発電所が完成していました。おそらく同時期に工事をしたのでしょう。手前が他人の発電所、奥が僕の発電所です。

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少々気になるのは、パネルの向きが真南ではなく少し東を向いていること。パネル枚数が多いので、500坪をほぼ目一杯使っていて、真南にすると確かにレイアウト的に少々厳しくなってしまいます。これがどうなるか? ですね。

 

パワコンは安心のオムロン。この辺はもう慣れた感じです。

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工事から1カ月しか経っていないのに、少し草が生えていたので、簡単に草刈りもしてきました。

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法人Bもあと1基

これで太陽光発電所も6基。予定では、法人Bであと1基を稼働させることになっています。2018年に一念発起して太陽光発電に取り組み、FIT18円案件を7件契約。20年から21年にかけて、やっと連系が進みました。

 

あと1基が連系すれば、ひとまず太陽光も完了です。固定価格買取制度のFITも年年条件が悪化し、19年は14円、20年は13円でかつ30%以上の自家消費が認定要件になってしまいました。21年は12円、22年は11円になる感じです。自家消費が要件だと、野立てはちょっと厳しいですね。

 

すべて18円案件ということで、なんとかギリギリ太陽光発電に滑り込みセーフとなった感じです。ただ、最近はシステムの価格低下も著しく、FITを使わない野立て太陽光でも事業化できるようになってきているとも聞きます。FIT制度の後出しじゃんけんもいろいろ出てきて怖いところですし、ノンFITというのも面白いものですね。

 

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2021年6月の太陽光発電所パフォーマンス 5基まとめ

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毎月恒例の太陽光発電所の実績です。先月の5月はお天気にも恵まれて絶好調でしたが、梅雨入りした6月はどうだったでしょうか?

月間発電状況

6月の発電状況は次のようになりました。総発電量は4万8291kWh。5月からは少々ダウンでしたが、4月の数字をわずかに上回りました。

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計画に対する達成率はどうでしょうか。今回、計画を大きく上回ったのは白子といすみ。一方で、木更津と君津はわずかに計画に及びませんでした。全体としては計画を10.9ポイント上回る結果でした。

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売電とCFの状況

続いて売電額からローン返済額を引いた粗CFです。4月と5月は君津のローン返済がなかったので大きなプラスとなりましたが、返済が始まった6月はやはり、CFの残り方は厳しいですね。木更津に至っては、かろうじて黒字というところです。

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5月などと比べるとかなり見劣りはしますが、別途コストがかかるとはいえ、月間30万円少々が口座に入ってくるのは心強いといえば強いですね。

発電所評価額

この6月の実績を加味して、各発電所の時価評価額を再計算してみました。このグラフのとおり、先月から4%価値は上昇しましたがほぼ横ばいです。

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計算式では年月の経過も考慮しているので、月日が経つごとに得られる残りの収益が減少していきます。その代わりにCFが生まれて現金になるわけですが、つまりDCF評価額は徐々に減少するはずです。それでも横ばいで推移しているのは、全体として実績が計画を上回っているからでしょう。

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5つの発電所の評価額の比率は次のようになりました。君津はまだ2カ月半なので安定していませんが、やはり山の中の発電所はチト厳しい感じです。やはり稼ぎ頭は白子で、木更津と君津を合わせたくらいの評価額です。白子が一番パネルの出力は低いんですけどね。

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IRRの予実は次の通りです。君津はまだ7%超を保っており計画を上回っています。木更津と筑西は計画を下回っており、ちょっと問題児です。IRRは初期投資額を定期預金と考えた場合、複利でつく金利に相当します。2.5%だと苦しいですが、白子のように15%で回ってくれると本当においしいものですね。

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各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。

FIT単価はいずれも18円。システムのスペックは次のようになっています。

  • 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • 筑西発電所  JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
  • 白子発電所  JINKO(87.42kW)/オムロン
  • 君津発電所  JINKO(97.2kW)/オムロン

5月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。

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太陽光の借り換え融資で、地銀5行に飛び込みアプローチしてみた

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現在、太陽光発電所の融資は、信販(ジャックス、アプラス)と公庫から借りています。しかし、さらに条件の良い融資に変えられないかと思い、地銀各所に連絡して、借り換えの打診をしてみました。

現在の融資条件

現在の融資条件は次のようになっています。

  • 木更津 公庫    10年、1.51%
  • 筑西  ジャックス 15年、2.15%
  • 白子  アプラス  15年、2.1%
  • いすみ ジャックス 15年、2.1%
  • 君津  アプラス  15年、2.15%

公庫は金利は悪くないのですが、10年しかとれなかったのが痛い。信販は2.1〜2.15%と、よく聞くのに比べると金利が多少高いんですね。そこで、営業地域の地銀に片っ端から電話して融資を相談してみました。

地銀の特徴

銀行にはヒエラルキーがあって、だいたい下記の順になっています。

  • 政府系(政策金融公庫とか)
  • メガバンク(MUFG、みずほ、三井住友)
  • 準メガバンク(りそな、埼玉りそな)
  • 地銀(全63行)
  • 信用金庫、信用組合(256個、145個)

ゆうちょ銀行とかネット銀行は、基本、法人向けの設備投資融資とかはやっていないので、この枠組みに入れていません。

 

メガバンクが大企業中心なのに対し、信用金庫は大企業の貸し付けが禁止されていますし、信用組合では従業員300人以下または資本金3億円以下に限るなど、規模によって対象が異なっています。また、地銀や信用金庫、信用組合は営業できる地区が限られており、対象区域以外への融資は基本できないという制約があります。そのため、数はあっても、アプローチできる先は限定されるというわけです。

 

ちなみに、住んでいるところの近くの信用金庫に「融資できません?」と聞いてきたところ、最初に聞かれたのは「融資先の設備はどこに置くんですか?」という話で、千葉と栃木ですと答えたら、その時点で「ウチの営業区域外です」で終了でした。

 

それなりに広い営業区域を持つところとなると、やはり地銀になります。そこで、営業区域内になっているところをWebページからリストアップして、片っ端から電話してみました。

某地銀大手

地銀によくある話なのですが、飛び込みの顧客を相手にするチャネルがありません。銀行全体としての電話番号やコールセンターなどがない場合が多く、けっきょく支店に直接電話することになります。

 

「こんにちは。融資のご相談でお電話しました」

「ありがとうございます。お名前伺ってもいいでしょうか?」

「はい。法人Aと申します」

「当方で口座などはお持ちでしょうか?」

「いえ、現在のところは保有していません」

「では担当から折り返しさせていただきますので、電話番号を教えていただけますか?」

「はい。xx-xxxx-xxxxです」

「ありがとうございます。のちほどお電話させていただきます」

というやりとりがあり、電話がかかってきます。

「某大手地銀の○○と申します」

「ありがとうございます。融資のご相談でご連絡差し上げました」

「ちなみに、ご住所はどちらになるでしょうか」

「東京都○○区の○○です」

「そうしますと、ウチの担当地域ではないので、○○支店にご連絡いただけますか?」

「承知しました」

 

おいおい。早く言ってくれ。というか、Webにどこが担当地域か書いておいてくれ……。要は、いつもやりとりのある顧客がメインで、新規顧客開拓はあまり力が入っていないのです。

 

その後、担当支店に電話して同じようなやりとりをしたところ、

「ウチでは太陽光への融資は厳しいですね」

以上終わり。となりました。はぁ。

某都内地銀

続いて別の某都内地銀です。こちらは「法人融資相談番号」というのがWebにあって、しかもフリーダイヤル。コールセンターが基本情報だけヒアリングして、担当の支店に連絡、のちほど支店から電話がかかってくるという今風なシステムでした。

 

かかってきた電話を取ると……。

「ちなみに規模感はどのくらいでしょうか?」

「太陽光を合計7基になるので、最大で1億弱くらいを考えています」

「……。ちょっとその規模だと難しいですね。太陽光には取り組みをやっているのですが、だいたい3億〜5億のロットのものが中心です。それ以下ですと、調査コストなどがかかるので赤字になってしまいまして」

「なるほどなるほど。承知しました!」

 

融資は、目的別に内容がパックになったパッケージローンと、事業状況をチェックして都度条件を決めるプロパーローンに分かれます。信販が用意しているのはこのパッケージローン。個人のプロフィールを提出すれば、その数値から自動的に与信可否が出てくるイメージです。投資先内容は、EPC業社が吟味しているという想定になっていて、EPC業社によって金利も異なるのだとか。

 

プロパーローンは一件一件調査して、銀行内で稟議を上げて、というものになるので、確かにコストもかかりますね。まぁ納得です。

某都内地銀2

続いて某都内地銀2。こちらは最寄りと思われる支店に電話しました。すぐに電話がかかってきましたが、「うちは太陽光はやっていません」で、以上終了。

 

親切に「公庫とかがいいんじゃないでしょうか」などアドバイスをいただきましたが、いや公庫はもうやってるんですよ……。

 

なかなか各社ポリシーが異なる感じです。

某北関東地銀

続いては太陽光に積極的?という噂を聞いたことのある某北関東地銀。こちらも総合窓口が用意してあって、そこに電話してみました。今度は、融資額の規模感を話すと、「大きすぎる」とのこと。どうやら、中小企業の資金繰り融資に特化しているパッケージローンのようで、300万円くらい、1年返済くらいのものが対象だそうです。

 

で、太陽光でしたら支店に連絡してみては? と都内の支店を案内されたので、そちらに電話してみました。すると、ものすごく前向きじゃないですか。

 

「太陽光、はい。やっていますよ。決算書と案件の資料と、現在の借入明細、発電実績、お持ちの不動産のレントロール、個人の資産状況、それから代表の免許証のコピーを送ってもらえますか?」

 

いきなり具体的。これは期待できます。ちなみにどのくらいの金利と期間なのかを聞くと、

「金利は人によりますが、まぁ1%台前半。期間は法定耐用年数以内になります。太陽光だと新規で17年ですね」

 

おお!この条件なら最高。さっそく、すぐに資料おくります!と伝えてメールアドレスを聞き、ささっとまとめて送りました。

 

数日後、電話がかかってきました。

「遅くなって申し訳ございません。結論から申し上げると、今回はちょっと難しいかと」

「ありがとうございます。ちなみにどのあたりがひっかかったのでしょうか?」

「ちょっとペースが早すぎるということで」

 

なるほど。太陽光の仕込みを始めたのこそ2年以上前ですが、この半年で一気に4基が稼働しています。そのタイミングで借入が実行されているわけで、たしかにすさまじいペースだともいえます。さらに不動産も買っちゃいましたしね。

某大手地銀

最後の5行目は、電話をすると、「太陽光ですか。分かりました。まぁ一度いらっしゃってください」と。これはいきなりアポがとれた!と喜ぶべきところなのか、それとも行った瞬間にダメ出しされるのかどっちか?と思ったのですが、「ぜひ一度」というので、日程を調整して、行ってみました。前の地銀向けに資料は用意してあったので、それを印刷しただけですし。

 

会社案内に沿って、事業ポリシーや決算状況、個人資産の運用方針などをお話しし、現在の借入がこちらです、とお渡ししたところで、ふーむ、と。

「2.1%ですか……。正直、ウチは審査して通ったとしても、この金利には太刀打ちできませんわ」

 

なるほど。確かに公庫は別としても、設立から赤字続き、債務超過の会社に対して、担保もなしに1%台では貸しませんよね。常識的に考えて。でも、事業開始までの赤字は仕方ないことは分かっています、とか、債務超過といっても借入の多くが私からの借入であることなどは理解してくれ、「もし債務超過が問題なら、借入を資本に転換すればすぐ債務超過は解消できますが?」と伝えたところ、「いえ内情は分かりましたので、そこまでガチガチにやらなくても実質的に一体だということは理解しています」とも。

 

さらに、設備投資ですと最大で10年になりますとも言われ、まぁそうだよね、普通はそうだよねと思いつつ、じゃあ帰ろうかなと思っていると……。

 

「ちなみに不動産のほうは、もっとお買いになる予定はありますか?」と。はいはい。良い物件があって、融資してくれるんでしたら買いますよ〜。ちなみに、融資期間についての考え方を聞くと、「劣化等級2級なら、法定耐用年数を超えて30年まで出せます」とのこと。

 

劣化等級とは「劣化対策等級」のことで、住宅性能表示制度の評価になります。残念ながら、ぼくの不動産は特に取っていないようです。残念。いや、というか、よく考えたらこの地銀、最初に不動産の融資を打診したときに、最終的にお断りされたところじゃないですか。ぜひ、次の不動産のときはご相談したいと思います。面識もできたことですし。

銀行巡りも面白い

こうやって始めて銀行巡りをやってみたわけですが、なかなかに面白いものですね。不動産は物件を決める前に、銀行を決めて相談しておけってたまに聞くのですが、たしかにこうしたパスがあれば、次は相談がスムーズにいきそうです。

 

一つ思ったのは折れない心。やっぱり融資を打診しお断りされると、自分が否定されたように感じてへこむじゃないですか。でも、こんな感じで巡ってみると、各銀行には融資方針というか得意不得意というかがいろいろとあって、こういう物件やこういう案件ならこの銀行——というのがよく分かります。

 

まぁ今回は、ダメ元で、断られても2.1%で引けてるわけだし、という気持ちもありました。借入額も合計すると相当なものだし、発電所も不動産も、本格的な稼働はこれからですから決算書はボロボロ。普通に考えても、なかなか厳しいことは分かっていたので、経験を積ませてもらった感じです。

 

本当はこういう飛び込みのアプローチを5年位前にやっておけば、もっと良い融資条件を引き出せたのかもしれないなぁ……なんてちょっと思ったりもしましたが、それでも後より今できたことを喜ぶべきです。なんて言ったって、長い人生の中で、今が一番若いんですから。

 

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発電所の草はすごいぞ 草刈りとバッテリー

先日、いすみ発電所の草刈りに行ってきました。太陽光発電所のメンテナンスの中で、草刈りは必須かつ最大のもの。面倒だから業社に頼む、という人も多いのですが、現地の視察にもなるし、身体を動かすのは好きなので、いまのところ自分でやっています。

すさまじい草の伸び方

では、草がどのくらいのペースで伸びるのかを見てみましょう。まずこちらの写真は、完工直後、12月27日の発電所です。土地を造成して工事をするので、下にあるのは枯れた草の残骸だけ。これだけ見ると、草なんて生えなそうにみえますよね。

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3月10日

そこから3ヶ月経った3月10日。うっすらと緑が見えてきています。春になってあたりも芽吹き始めました。そんなに背の高い草もなさそうで、このときはメンテナンス楽かな? なんて思っていました。

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グランドカバー植物を手配するなら、草が生える前がラストチャンスだと聞いていたので、ホワイトクローバーとダイカンドラのタネを、パネル前面の部分にだけ散布。散布といっても、地面を掘って柔らかくして蒔いて、再度土を載せて埋める、そして軽く踏む。さらにじょうろで水をまくという、けっこうたいへんな作業です。水道もないので、ポリタンクで水も持参するという想像以上にたいへんな作業でした。

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4月24日

一カ月半後の4月24日。あちゃー、草の海に沈んでいます。柔らかそうな草がメインですが、放っておくとやっかいそうです。このときは、カマしか持っていなかったので、目に付いたところだけ手作業でバッサバッサと。でも、敷地は500坪もあるので、正直重労働でした。

 

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ちなみに、ダイカンドラは陰も形もありません。クローバーは、よくよく地面を見ると、うっすらまばらに生えてきているではありませんか! このまま広がってくれるかな?と、このときはほのかな期待をしていたのでした。

6月9日

そして、さらに1カ月半後の6月9日。ちょっとこれ、見てください。同じ場所とは思えません。草がパネルの上まで伸びています。そしてフェンスは樹海に沈み、入り口がどこかさえ見当がつきません。たいへんなこった!

 

前回来たときに、入り口のあたりには除草剤をまいておいたのですが、まったく効果が見られません。うぬー、強力な草め。

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電動草刈り機はバッテリー1つじゃ足りなかった

しかし今回は装備は万全です。マキタの電動草刈り機が腕を振るいます。まずは、土手と入り口までの通路から。そこを綺麗にしないと、そもそもフェンス内に入れません。カマと違って、草刈り機は超パワフル。5分くらいで、すっかり綺麗に刈り込めました。

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 草を刈っていくというよりも、草を切り開いてまずは通路を作るというイメージ。肩くらいの高さまでうっそうと茂っているので、ひたすら刈り込み、刈り込みです。下記の写真は、パネル1列目と2列目の間をまずは刈り込んで通路を作ったところ。これで反対側に抜けることができるようになりました。

 

また、フェンス近くの草は刈るのが難しいんですね。回転刃が触れないように近づけるのも気を遣うし、一回など当たってしまい、フェンスを切断してしまいました。刃にも悪そう。

 

で気になっているのが下記のジズライザーエアーです。こちらは刃の下に付けて浮かせることで、地面近くの草を刈りやすくするアタッチメントなのですが、ナイロンコード刃も付属。なるほど、ナイロンコードを使えば、フェンスを切断することなく草だけ刈れるかもしれません。 

 

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が、ここでトラブル。トラブルというか、バッテリー切れです。ここまで本格的に草が多いと、バッテリー1つではダメでした。マキタの草刈り機は、負荷に応じて自動的に速度を調整する機能がついているのですが、ここの草は密度が高い上に堅くて太い茎をもっていて、とにかくパワーを食うようです。

 

バッテリーが切れたらこれまでは撤退だったのですが、今回は違います。この通り、コンセントを設置したからです。自動車の12V電源を昇圧して100Vにしたのでは、アンペアが足りずにまったく充電されなかったのですが、さすがに発電所のコンセントはしっかり充電ができました。

 

この充電器「DC18RF」は急速充電器で、僕のバッテリー「BL1860B」を27分で「実用充電」することができます。フル充電までは40分です。というわけで、充電しつつしばし休憩。

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その後、2度のバッテリー充電を行い、なんとか周りすべての草を刈ることができました。朝9時から始めて、終わったのは12時半。もっとも、そのうち1時間以上はバッテリー充電で待ちだったわけですけど。

 

はい。ビフォアフターがこちら。

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バッテリーの追加を検討する

今回の教訓は、この規模にみっちり草が生えているとバッテリー1つでは刈り切れないこと。ただし、発電所のコンセントで急速充電できるので、バッテリーがもう1つあれば、刈っている間にサブを充電できそうです。

 

もう1つ買おうとAmazonで探すと、マキタ純正の「BL1860B」はまさかの1万4980円。高!ちなみにヨドバシだと1万9580円。希望小売価格は2万6000円程度のもようです。

 ところが、このBL1860Bのサードパーティー互換品は、容量も6000mAhで大量に出ているんですね。こちらなんて、価格は驚きの2294円です。

 実に値段が6倍以上違うわけですが、経験上、爆発するような粗悪品は別として、多少容量がスペックよりも少なかったり、寿命が短いくらいで、純正の一段下くらいのものが多いように感じていました。いくら純正が高性能だといっても、6個あれば対抗できるはず。数の力は偉大。

 

と思っていたのですが、ちょっと注意点が。

弊店のバッテリーは充電器DC18RFと対応できません。 

ん? このDC18RFは先に挙げた急速充電器です。6000mAhのバッテリーを40分で急速充電できるのは業界最速だそうで、確かにバッテリー冷却ファンがうなったり、周囲の温度によって充電をコントロールするなどかなりインテリジェント。しかし、中華格安互換バッテリーは、これに対応していないのです。

 

しかも「対応していないので低速充電」という感じでもなく、そもそも充電不能な様子。これは困りました。

 

選択肢は次の2つです。

  • 格安互換バッテリーと、互換充電機 バッテリー2個と充電機で7700円くらい
  • 純正バッテリー 1万4980円

なんと、純正バッテリーの値段で、バッテリー4個と互換充電機が2個買えます。うぬー。これは悩む。しかし、格安互換バッテリーは出力自体が低いという口コミもあり、パワーが重要な草刈り機では、やっぱり純正でしょうか。追加コスト1万5000円は安くはありませんが、効率アップのためには仕方ないかも。

 

ここで悩むなら、素直に最初からガソリンエンジン式にしておけばよかったと、ちょっと思ったりもするのでした。ただ、ガソリンエンジンは振動が激しくて、1時間も使うと手が震えて止まらなくなるんですよね。。。

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2021年5月の太陽光発電所パフォーマンス 5基まとめ

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毎月恒例の太陽光発電所パフォーマンス確認は、1基追加となって5基。新設発電所も含めて、5月の実績を確認します。

月間発電状況 

5月の発電状況は次のようになりました。5基目となる君津発電所が稼働し、月間総発電量は5万1653kWhに達しました。ちょっと注意点は、君津を除くと、4月の発電量を下回ったことですね。5月はけっこう雨降りの日が続いたので、このように減少することもあります。

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計画と実績の比を示す、発電量の予実はどうでしょうか。今回は2グループに分かれました。それぞれ110%と好調ないすみ発電所、白子発電所に対して、木更津発電所(88%)、筑西発電所(86%)は不調です。新設君津発電所は106%と悪くないスタートです。

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売電とCFの状況

続いて売電額からローン返済額を引いた粗CFです。こちらは大きく伸びていますが、ちょっとからくりがあって、君津発電所の稼働と売電は始まっているものの、ローンの返済は6月からなのです。そのため5月はまるまる売電額受取となりました。

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発電所評価額

これらの状況を加味した、各発電所の時価評価額はどうでしょうか。先月から20%増加して、さらに評価額は増大しました。ただしこれは君津発電所の評価額が追加で乗ったためで、それを差し引くと、先月から4%のマイナスです。5月の発電実績が振るわなかったのが、評価額減少につながりました。

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4つの発電所の評価額比率は次のようになっています。白子やいすみほどではないのですが、新設君津の評価額は悪くありません。日当たり的には四方を山に囲まれており、あまりよくありません。これは木更津発電所と似た環境なので、ダメかな?と思っていたのですが、いまのところシミュレーションを上回っています。パネルが違うのが、もしかしたら良かったのかも。

 

もちろん、夏は日が高いので影になりにくいというのもありそうです。冬になって日が落ちたときに、想定を大きく下回る可能性もあります。ただし、春が想定を上回るのは良かった点。f:id:kuzyo:20210609183339j:plain

IRRの予実は次の通り。相変わらずダメダメな木更津を除けば、そこそこ悪くありません。特に白子のように13%を超えてくると、株や不動産よりいいともいえるかも。収益がFIT制度によって安定していて、かつ20年間発電しきる前提のIRRですから、出口戦略というものがいらないからです(もちろん、20年経過後の処分をどうするか?というのはあります)。

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各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。

FIT単価はいずれも18円。システムのスペックは次のようになっています。

  • 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • 筑西発電所  JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
  • 白子発電所  JINKO(87.42kW)/オムロン
  • 君津発電所  JINKO(97.2kW)/オムロン

4月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。

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2021年4月の太陽光発電所パフォーマンス 4基まとめ

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毎月恒例の太陽光発電所のパフォーマンス確認です。4月の実績が出そろいました。春がやってきたことを数字から実感できますね。

月間発電状況

4月の発電状況は次のようになりました。総発電量は4万2359kWh。当然ですが、過去最高更新です。

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事業計画上重要な、発電量の予実はどうかというと、計画を下回ったのは筑西だけでした。優等生の白子は計画から21%も上振れ。白子は雑草も生えないし、本当にいい発電所ですね。

  • 木更津 100%
  • 筑西   99%
  • いすみ 102%
  • 白子  121%

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そのほかのトピックスとしては、木更津以外の発電所にもすべてコンセントが装着されました。家庭用と違って野立ての太陽光発電所では、日常的にコンセントからの電源が必要というわけではないのですが、要は月間2400円程度かかってしまう低額電灯契約から、従量電灯契約への変更のために必要となるものです。

 

ただし、ぼくの場合草刈り機が電動なので、作業中に別のバッテリーを充電するのに使えるかな?なんて考えていたりもします。

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売電とCFの状況

続いて売電額からローンの返済額を引いた粗CFの状況です。こちらも大きく伸びて、全発電所でプラス。粗の段階ですが月間34万円の収入となりました。

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発電所評価額

今回の最新データを元にした、各発電所の時価評価額です。これまでの発電予実を元に将来の発電量を補正し、将来CFを6%で割り引いて、現在価値(NPV)を算出しています。

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こちらは先月からさらに6%増加して価値が向上しました。

 

DCFは、将来のCFを割り引いて足し合わせるという計算なので、無事に時間が経過すれば割り引く期間が減少します。例えば、最初の1年のときは、2年目のCFを割引率である6%で引き、3年目を12.36%(1.06の2乗)で引いていたわけですが、実際は1カ月経つごとに割引が小さくなるはずです。

 

これまでの計算では、この時間経過を加味せずに計算していたので、少し将来CFが小さめに出ていました。今回計算式をアップデートして、これが反映するように修正しています。そういう意味では6%増加したというのは正しくなく、ここで少し計算方法が変わったことになるのですが、まぁいいでしょう。

 

それからもう1つ。この将来CFは、土地の固定資産税や発電システムの償却資産税なども考慮に入れたものになっているのですが、固定資産税が当初の目算のままで、正確な数字が入っていませんでした。これを反映させたことで、少し評価額が上振れしています。

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4つの発電所の評価額比率は次のようになっています。

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IRRの予実は次の通り。木更津を除けば7%を超えていて、投資先としてはまぁまぁ。ペーパーアセットと違って、レバレッジを高くできることと流動性が著しく低いことが、その分リターンを押し上げているといえます。

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各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。

FIT単価はいずれも18円。システムのスペックは次のようになっています。

  • 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • 筑西発電所  JAソーラー(97.2kW)/オムロン
  • いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
  • 白子発電所  JINKO(87.42kW)/オムロン

3月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。

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冬〜春の太陽光発電所の発電状況を考察してみる

太陽光発電所の発電に最も大きな影響を与えるのは天候です。雨や曇りなら大きく発電量は減りますし、晴天ならばスペック上のマックスまで発電してくれます。では、いったいどのくらいの期間晴れていて、晴れと曇りや雨ではどのくらい発電量が違うのでしょうか。千葉・白子市に設置した発電所のデータから、考察してみました。

白子発電所のスペック

まずは前提の白子発電所のスペックから。低圧発電所(パワコン49.5kWh)でパネルはJINKOの87.42kW。2倍までいかないちょい過積載の発電所です。前面に道を挟んで民家があり、また電柱が正面に立っていますが、全般に日当たりは悪くない感じです。

 

稼働は1月半ばからなのでフルに発電しているのは2月、3月、4月ですが、月間の発電量は8900kWh、9200kWh、11000kWhと、僕の発電所の中でもなかなかの優等生です。

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12時台1時間の発電量

まず天候による影響を見るため、晴れていてば最も発電してくれる12時台の1時間の発電量について、1月〜4月のヒストグラムを見てみます。横軸は発電量、縦軸はその区間の発電を行った日数です。

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けっこうな割合でフルスペックである50kWh以上を発電していることが分かります。43%がフル発電です。また、45kWh以上の「ほぼフル」の割合は62%にのぼります。

 

一方で、10kWh以下という、ほぼ発電していない、つまり大雨とかの日も8〜9%くらいあることが分かります。40kWhあたりまでは、ほぼ同頻度で分布している感じです。

 

同じ内容を、今度は月別で見てみます。こちらは天候の違いが如実に表れました。2月はやっぱりよく晴れていたんですね。ただ全体として、春になるほど多く発電した日が増えているようにも見えます。

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時間帯別に見る

今度は時間帯別に見てみましょう。12時に45kWh以上を発電した日を「晴れ」と定義して、時間帯ごとの発電量の平均を見てみます。期間中116日のうち、「晴れ」に当たるのは72日、それ以外は44日でした。「晴れ」の1日あたり平均発電量は377kWh、それ以外の日の平均発電量は207.0kWhです。

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晴れていれば、だいたい10時から14時くらいまではパワコンマックス値の49.5kWh近くまで出ている感じですね。

日の長さを比較する

天候とは別に、発電量の多寡を左右する要素が日のながさです。冬は遅く太陽が昇り、早く沈みます。夏になっていくと、早くから太陽が昇って遅くまで輝いているわけです。これをチェックするために、朝と夕方の発電量をグラフにしてみました。なお、天候状態の変化はノイズになってしまうので、ここでは「晴れ」の日だけを取り出してグラフにしています。

 

まずは朝5時、6時、7時、8時です。夏に近づくにつれて早朝の時間帯の発電量が増えていっているのが一目で分かります。4月に入ると5時台も少しですが発電を始めています。逆に8時台は4月に入るとパワコン上限値(49.5kW)に達してしまうことも増えてきています。

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夕方はどうでしょうか。こちらも同様の傾向です。18時台は5月には行ってもほとんど発電していませんが、17時、16時、15時台は日が長くなるにつれて発電量が増加して行っています。

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では日中の最も発電する時間帯はどうでしょうか。11時、12時、13時台のグラフがこちらです。夏に近づいても、ほぼマックスに張り付いていて、変わりないことが分かります。この時間帯は季節に関係なく、天候だけが発電量に影響を及ぼすということですね。

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晴天率

最後に、晴れの日の比率です。なるほど、2月は日はまだ短いものの晴天率が75%にも達していました。逆に3月は52%まで下がっています。これが日の長さと相殺されて、ほぼ変わらぬ発電量になった感じです。4月は日も長く晴天率も67%と多めだったので、月間発電量も順調に増えました。

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今回は白子発電所に取り付けたエコメガネのデータを使って、時間帯ごとの季節変動状況や天候変化による影響を考察してみました。こんなふうにデータがとれるのが太陽光の面白いところでもありますね。

 

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収益不動産の決済を済ませた話

少し前、4月末になりますが収益不動産の決済を済ませてきました。不動産購入に至るまでの道のりを振り返りながら、どんな感じだったかまとめておきます。

関心はあったのに長くかかった不動産

実は相当昔から不動産に関心を持っていました。投資を始めた最初期に読んだ一冊に「金持ち父さん」があったせいでしょうか、いつかは不動産という気持ちをもっていたのです。

 

実は読んだ不動産関係の書籍は、株式の本よりも多いかもしれません。不動産実務系のものから収益計算系、そして不動産投資家が書いた本をかなり読み込みました。集中的に読み始めてから、10年くらいは経っていますね。

 

それでも実際の購入に至らなかったのは、いくつか理由があります。その最大のものは、規模とリターンのバランスです。多くの書籍を読んで分かったことは、新築/中古、木造/RC、都心/地方、区分/一棟で、それぞれ手法も違えば、リターンの状況も異なるということ。

 

そんな中、次第に自分の中で固まっていったのは、中古・都心・一棟の組み合わせでした。中古不動産は新築に比べて流通量が圧倒的に多く、利回りも推定ではなく実績があります。地方のほうが利回りが高いのですが、人口減が続く場所で購入するのはリスクが高いと考えました。地方都市では人口が安定していたり発展が期待できるところもありますが、全く土地勘がないところで発展を期待するのもリスキー。そして、区分はリターンがそれほど高くなく、規模拡大を考えたときには自由度の低さも気になります。

 

でも都心・一棟の組み合わせは、とにかく高いという問題がありました。投資は、慣れるまでは少額で体験し、肌で感じながら規模を拡大するもの。そう考えていたので、一気に多額のローンを組んで購入するのは、精神的にビビっていたのです。

太陽光が後押しに

実はこの背中を押してくれたのが、ぼくの場合は太陽光でした。太陽光も基本的にほとんどをローンで購入します。複数基の太陽光発電所を購入するにあたり、借り入れ額も多額になっていきました。

 

一方で、なるほど、それなりに計算すれば、ローンを組むというのもそこまで怖くないな、という気持ちも生まれてきます。5基目、6基目ともなると、1000万円単位のローンを当たり前のように組むようになりました。

 

普通は、というか理想的な流れとしては先に不動産で、そのあと太陽光ですね。なぜなら太陽光は資産として見てもらえないため、負債だけが信用にマイナスに影響し、その後の借り入れに悪影響を及ぼすからです。不動産ならば、土地や建物を資産として見てもらえるため、うまく回せている限り、信用が悪化することは少ないからです。

 

僕の場合も、不動産を購入するにあたり、融資の最大のネックは太陽光で多額の借り入れがあることでした。丁寧なリスク分析の資料を用意して、20年分のシミュレーションを作成し、なんとか不動産の融資審査が通ったという感じです。セミリタイア前の収入が多い状況で、太陽光の負債もなければ、もっと簡単に、そしてもっと良い条件で融資が引けたと思いますが、まぁ前のことを気にしても仕方ありません。

やっぱり分からない物件選び

どんな不動産の書籍でも、物件選びについてはいろいろと書いてあります。でも、結局よく分からないというのが実感です。もっと複数不動産を購入していけば、分かるようになるのかもしれませんけど。

 

僕の場合、何が怖いかというと、悪徳不動産屋におかしな物件をつかまされるのが怖かったので、そこの一歩もなかなか踏み出すのが大変でした。知人友人のつてをあたって、信頼できる不動産屋を紹介してもらったり、複数の収益不動産セミナーに顔を出して、不動産屋と会ってみたり。

 

今回購入した物件は、そんな不動産屋の一つから送られてきた未公開物件です。実は3年位前から、たまにセミナーに顔を出し、実際の物件の紹介なども受けていたのですが、しつこく営業してこないところが気に入っていた不動産屋でした。

 

自分の中で、都心・一棟という軸はあったものの、築年や構造については確固たるポリシーが決まっておらず、出てきた物件にピンときたという感じです。問い合わせ時のポイントはこんな感じでした。

  • 違法建築ものではないか
  • レントロールを取り寄せて、収益シミュレーション

この収益シミュレーションがやっぱり大切で、CFの出方とIRR、MIRRがどのくらいになるかを中心に試算しました。

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投資用不動産の立地選び…首都圏は「2極化」から「5極化」へ

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最も利回りが高いのは「足立区」。区分マンション東京23区利回りランキング

決済〜引き渡しまでの流れ

では、物件を見つけてから実際に自分のものになるまでの流れをば。

  • 1月15日 物件問い合わせ
  • 1月18日 プロフィールシート送付
  • 1月20日 不動産屋と打ち合わせ
  • 1月26日 検討結果の返答を促される
  • 1月30日 融資条件を伝えて、進めることに
  • 2月4日  別の物件にプチ浮気
  • 2月4日  銀行審査用に源泉徴収票を送付
  • 2月6日  現地視察
  • 2月8日  一部の銀行から融資条件の返答(希望に合わず)
  • 2月9日  2つの銀行から希望条件で審査するという返答
  • 2月9日 確定申告書、源泉徴収票、太陽光ローン返済予定表を送付
  • 2月10日 購入申込書を記入して送付
  • 2月10日 トラックレコードをいただく
  • 2月11日 審査参考資料として身上書を送付
  • 2月12日 銀行から追加質問。法人謄本や決算書を送付
  • 2月22日 売買契約書ドラフト、重説ドラフトをいただく
  • 2月26日 売買契約締結 手付金支払い、印紙代支払い
  • 2月26日 銀行から追加資料要求 金融資産、太陽光契約書、納税証明書依頼
  • 3月2日  銀行から審査落ちの連絡
  • 3月8日  別の銀行に再度打診
  • 3月22日 融資が前向きに進む
  • 3月24日 銀行と面談に出向く
  • 4月7日  融資本承認
  • 4月10日  追加の納税証明書取得
  • 4月15日  銀行で金消契約締結、口座作成
  • 4月16日  管理会社と打ち合わせ
  • 4月21日  決済、引き渡し

いやぁ長かった。当初想定していた銀行からの融資条件が悪く、銀行を変えて審査をしてもらったこともありますが、最初から引き渡しまで3カ月の道のりでした。

 

感想としては、物件選びで終わるものではなく、その後の融資が本当に大変だということ。いわゆるプロパー融資なので先方も時間がかかりますし、とにかくたくさんの書類を用意しなくてはなりません。何度も税務署、都税事務所に足を運んだので、もう納税証明書なら任せてくれって感じです。

決済当日

具体的な決済は、融資を受けた銀行の口座から売主に振り込まれる形で行われます。融資額は銀行から口座に振り込まれるので、足りない分、頭金に相当する金額をその口座にあらかじめ振り込んでおき、決済日に、売主の口座に振り込みを行い、着金が確認されれば終わり。それが決済日の流れです。

 

当日は朝9時に、売主、ぼく、登記を行う司法書士、売主、買い主の仲介不動産会社の担当者が集まります。まず司法書士が売主の本人確認を行い、委任状など必要な書類に捺印。そして、銀行担当者に依頼して振り込みを実行です。売主のほかに司法書士、また不動産会社への振り込みも同時に実行です。

 

正直、僕の方は振込伝票をすでに書いているので、同席の必要はありません。不動産詐欺の可能性としては、売主が偽物で、自らの所有ではない不動産を売却して、代金を受け取ってとんずらするという可能性があるわけですが、そのために司法書士が、本当にその不動産の所有者が本人なのかを確認します。買い主のほうは、特に対面で何かをする必要はないわけです。とはいえ、初めてのこともあり、同席してみることにしました。

 

9時半までは書類関係の手続きも終わり、振り込みなんて10分もあれば終わるだろう……と思っていたのですが、意外や意外。そうとうに時間がかかります。振り込みは金額の多寡に関係ないとおもうのですが、紙の伝票だからでしょうか。世間話などの雑談をすること1時間以上。買い主は、何度も銀行に連絡を入れて、「着金されましたか?」と確認しています。

 

みんなもう雑談もないよね……となったころ、やっと着金確認が取れました。そしてその場で解散!となりました。今回、築浅物件だということもあり、性能保証書類など書類関係の原本が大量に。電車で行っていたので、不動産屋に頼んで自宅に郵送してもらいましたが、なるほど、紙の書類の束はすごいものです。

実感は?

さて長時間かけて物件の購入にいたったわけですが、実は購入した実感はあまりありません。幸いなことに満室なので、物件も外から見ることしかできませんし、現金が動くわけでもありません。ひたすら書類、書類。あとは不動産屋と1回、銀行と2回会っただけです。

 

太陽光と違って、日々売り上げが変動するわけでもありませんし、退去やトラブルなどが発生しなければ、ひたすら毎日が着々と過ぎて、家賃が入ってくる感じ。何もないのは良い知らせ。やっぱりそれが不動産な感じなんですね。

 

一応、このあとクレカで払った火災保険の引き落としがあったり、夏くらいには不動産取得税の支払いがあったりと、細かな支払いは残っており、ほんと、不動産は税金の塊です。

 

さて入ってくる家賃のうち、だいたい半分がローンの返済で、そのうちの半分くらいが金利です。2.5%金利なので低くはないのですが、その分長期にしてもらったので、CF的にはかなり余裕があります。

 

さてさて、これで太陽光の融資額と合わせると、全金融資産に匹敵する借り入れ額になっています。資産全体でみれば、レバレッジ2倍という感じでしょうか。よくまぁ借りたともいえるかも。あとは淡々と返済していく感じですね。

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