FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

ETF

「レバレッジETFの減価」は順張りリバランスが犯人

よく「レバレッジETFは減価する」ので損という話があります。この減価とはどういう意味なのか、少し考察してみます。 レバレッジETFの仕組み 米NASDAQのQQQとTECLでは? なぜ素直に2倍、3倍にならないのか リバランスしない先物レバレッジなら? リターンが2…

コロナショックで何に追加投資するか(米国編)

連日、株価も為替もジェットコースターのようです。これだけ上がり下がりすると、ロスカットしてポジションを減らしたり、今こそ買い場ということで買い進んだり、何も気にしないとバイ&ホールドだったり、いろいろな考え方があるものです。 ぼくの場合は、…

高配当の米ETFを比較する VYM,HDV,SPYDそしてDHS,DVY

株価大幅下落もあったので、以前から関心を持っていた高配当ETFをチェックしています。有名なものだと、バンガードのVYM、ブラックロックのHDV、ステートストリートのSPYDあたり。そして、ウイズダムツリーのDHSとバンガードのDVYをチェックしてみました。 …

モーゲージ証券に投資するETF MBS(MBB)とは何か?

債券セグメントの一部としてモーゲージ証券に投資するETF「iシェアーズ米国MBS」(MBB)を、ポートフォリオに組み込んでいます。このモーゲージ証券とはどのようなもので、どういった特徴があるのでしょうか。 住宅ローンを証券化したのがモーゲージ証券 債…

全世界株式インデックス MSCI(ACWI)とFTSE Global All Cap Indexの違いとは?

ETF

パッシブインデックス投資家にとって、1つの王道は全世界株式に投資することです。ところが、一口に「全世界株式」といっても、微妙な違いがあります。多くのファンド/ETFは、世界株式指数の代表である、MSCI All Country World Index(ACWI)か、FTSE Glob…

クレジット債 スプレッドの観点から債券ETFを比較する

現在、東証上場のETF 1497の形で、米ハイイールド債へ投資しています。そろそろ景気が減速してきており、ハイイールド債のポジションを見直そうと思っています。そこで改めて、どのような特性を持っているのか確認しておきます。 1497 ETFの実体は為替ヘッジ…

米高配当ETFのHDVとは何か?

ETF

再び米国株価指数が最高値を更新しそうな勢いです。上昇期間的にも価格的にも、FRBが予防的利上げというほど、ある意味末期的なイメージがあります。そこで、そろそろ純インデックスやグロース株のポジションから、高配当ETFへの乗り換えを考えています。 今…

WealthNavi夏のキャンペーンは年率5%の効果

ロボアドバイザー大手のWealthNaviが「夏のボーナスキャンペーン」を実施しています。入金額に応じて現金がプレゼントされるというもので、最大でリターンは0.8%を超えます。期間は7月31日までとなります。 入金からプレゼント回収まで最低2ヶ月間必要なので…

配当4%狙いのETFはどうなったか?【1497】【1659】【2517】【1566】【1660】

3月に、配当狙いで東証ETF5銘柄を注文したという記事を書きました。それぞれ分配金は3%以上を期待して買ったのですが、さて5月の配当状況と、損益はどうだったでしょう? www.kuzyofire.com 全体では含み益だが新興国債券不振 米国REITの貸株が3%に上昇 配…

米国株で言われる11種類のセクターとは何か?

ETF

米国株を見ていると「セクター」という言葉をよく聞きます。これは何かというと、S&PとMSCIが共同で作成した「世界産業分類基準(Global Industry Classification Standard)」(GICS)のことです。簡単にいうと、産業を11の種類に分類しましょう、というも…

バンガードが20%超のETF報酬削減 VOOやBNDも

ETF

米インデックスETF大手のバンガードがまたしても運用報酬値下げです(バンガード-長期・分散・低コスト- バンガードETF®経費率改定のお知らせ(米国時間4月26日付))。今回は、総合債券ETFの「BND」が0.05%→0.035%に(30%削減)。またS&P500インデックスの…

配当狙いの5銘柄を注文【1497】【1659】【2517】【1566】【1660】

このたび、配当狙いで東証ETFの5銘柄を注文しました。それぞれ3%以上の分配金利回りが期待され、平均で4.47%(税引き前)のリターンを期待しています。 実はこの注文は、ぼくのポートフォリオではなく、妻のものです。長期的な値上がり期待ではなく、しっ…

経費率0.02% JPモルガンが最安のETFを用意中 無料ETFは近い?

ETF

JPモルガン・チェースが、経費率0.02%の株式ETFを用意しているようです。ブルームバーグが伝えました。 www.bloomberg.co.jp 記事によると、この株式ETFは1000ドルあたり経費率20セント。率にすると0.02%です。bpsでいうと2bps(ベーシスポイント)ですね。…

楽天バンガードも信託報酬引き下げ 楽天VTで0.01%減

ETF

先日、バンガードがVTなどの経費率を0.01%ほど引き下げました。もともと低コストなバンガードですがさらに引き下げるとはさすが! と思ったのですが、ではバンガードのETFに投資する投資信託は? と思っていたら、やはり引き下げが発表されました。 www.kuzy…

ETFか投資信託か 運用コストだけでないさまざまな課題

僕は現状ETFを中心に資産運用しているのですが、今後の投資商品を見直すにあたり、ETFでいくのか投資信託にするのかは大きな問題です。かつての投資信託は、いくつかの問題を抱えていました。 購入時手数料が高い 信託報酬が高い 投資先(地域やセクター)が…

バンガードETFが経費率を値下げ VTやVYMも

ETF

もともと低コストのETFに定評のあったバンガードが、さらに経費率を値下げしました。有名所では、VT(トータル・ワールド・ストックETF)が、0.10%から0.09%へ0.01%値下げ。VYM(米国高配当株式ETF)が、0.08%から0.06%へ0.02%値下げです。 www.vanguard…

0.1%のコスト差はリターンをどれだけ蝕むか

投資先のETFや投資信託を選ぶときに、一番気になるのは毎年かかる信託報酬です。このコストの分だけダイレクトにリターンが減るからですね。期待リターンが6%の投資でも、年間1%の信託報酬を取られたら期待リターンは5%に減ってしまいます。16.6%の利益減…

米国株大暴落でPFFはどう動いたか 利回り6%超へ

ETF

12月は米国株ホルダーにとって激しい月でした。ハイテク株のみならずすべてが下落し、年初来でマイナス圏に入りました。 www.bloomberg.co.jp さてこんな中、米国優先株ETFであるPFFはどんな動きだったでしょうか。PFFは、安定して配当5%前後を出すことが特…

楽天カードでの積み立てを開始しました 野村つみたて外国株投信

楽天カードを使った楽天証券での投資信託積み立てを開始しました。このところ、確定申告に伴う税払が精一杯で、追加投資をできていなかったのですが、株価も軟調ですし、いいタイミングだと思い、積み立てを始めます。 楽天カードを使った積み立てにはいくつ…

金利上昇局面で何を買うべきか?債券ETFを比較する

米国の金融緩和局面が終わり、利上げが続いています。FFレートは1.75-2%のレンジに設定され、2018年は4回利上げ予定で、あと2回が予定されています。 www.bloomberg.co.jp 米国10年債の利回りを見ると、2.85%に達しており、過去5年で見ても最高値に近づい…

S&P500投資の最適解 IVV、VOO、SPY、1547、1557、1655

ETF

インデックス投資の王道は、世界の株式市場の半分を占める米国のインデックスであるS&P500です。過去数年を見ても、S&P500への投資は大きなリターンを産んでいます。過去5年では66%増、過去2年で30.5%、過去1年で12.2%と立派な成績です。為替リスクを計算…

楽天証券で東証iシェアーズETFの手数料が無料に

ETF

楽天証券が東証上場のiシェアーズETFの売買手数料を6月6日(水)から無料にすると発表しています。 通常ですと、片道で0.05%程度、往復で0.1%程度の手数料がかかります。ボリュームゾーンであろう100万円前後で見ると、往復で1000円程度のコスト削減となり…

取引コストで損する人、儲ける人 米バンガードが直販検討

2倍3倍ではなく、年利10%を目指してコツコツ投資をしようというのがぼくの投資スタンスです。今回は、そのためにやってはいけないことをまとめてみます。 まず重要なのが、証券会社や銀行からの売り込みです。投資商品の売り込みを受けたら基本は疑ってかか…

配当5%超を安定して稼ぎ出す米ETF PFFとは?

ETF

ぼくの投資は年10%の利回りをターゲットに安定してコツコツと積み上げることです。いくつかハイリスクな投資も行っていますが、重要なのは5%程度の確度の高い利回りを持つ商品です。 今回は米5%前後の分配金を安定して出しているETFの「PFF」についてまと…